SJのひとり ページ17
「すごーい、はやーい・・・」
あれからジョンウンはあっという間に木製の棚を作り上げてくれて。
私はその器用さに感心していた。
男の子ってこういうのささっと作れてすごいよね。
YS「形はこれで良かったのか?」
「うん、テレビの横に置きたい^^」
横に幅が長くて低めの棚。
少し大きいから、二人で端っこを持って移動させた。
木目調の棚だから、なんとなく部屋の雰囲気がゆったりした感じになった。
「ジョンウンありがと〜!すっごくいいよ、これ^^」
YS「良かったな^^」
「でね、あとはね・・・」
YS「んーー?」
「パソコンの配線と初期設定もお願いしたいんですが・・・」
YS「・・・」
ジョンウンの笑顔がぴくっと引きつった。
「だ・・・だめ?」
YS「そっちはあまり自信ないぞ・・・。ったく。こんなことならキュヒョナ連れてくれば良かったな」
「キュヒョン!」
ジョンウンの口から、さらっとSJメンバーの名前が出てきたもんだから私は素っ頓狂な声を上げた。
いや、全然おかしいことじゃないんだけど。
ジョンウンもSJなんだから、そりゃメンバーの話くらいするよね。
でも―
この電話線とパソコンを前に格闘しているお兄さんが、大人気アイドルグループの一員だなんて。
ちょっと違和感があって面白い(笑)
YS「こら。何笑ってるんだ」
「ご・・・ごめ(笑)いや、ジョンウンってSJなんだな〜って実感してさ」
YS「あーそうだ、A。SJといえばさ・・・」
「ん?」
YS「なんかトゥギヒョンが。お前がソウルに来たら歓迎会やってやりたいって言っててさ」
「イトゥクさんが?!」
酔った勢いで、イトゥクさんにとんでもないカミングアウトをしてしまったことを思い出して。
私は、急にまた恥ずかしくなって頭に血が昇った。
多分きっともう会うことは無いと思って、忘れかけてたのに・・・。
YS「顔・・・赤い。どうした?」
「なんでもない!」
YS「で、さっきの話だけど。他のメンバーにも紹介したいから、A何曜日だったら都合いい?」
「歓迎会なんてとんでもないです!そんなの行けないぃ〜〜><」
せっかくのお誘いは嬉しいけど。
イトゥクさんと顔合わせるのも、SJの他の子たちに会うのも。
そんなのいろんな意味で無理無理むりっ!!
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革ベルト
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Mercury zero(プロフ) - るいこすたさま 宿舎編、引っ張ってます…。るいこすたさん、このストーリーの登場人物たちの心情を汲み取ってくれててホントに嬉しいです!!実は実はさらっとしたセリフにも意味とかが残るように努力してます(^-^)感情移入しやすいってのも嬉しいな♪ (2012年11月23日 13時) (レス) id: b256902100 (このIDを非表示/違反報告)
Mercury zero(プロフ) - 和美さま ミンくんいいですよね(^-^)/とか言いながら、私はなんだかんだでぎゅ様が2番目なのですが(笑)はい、何を隠そうギュイェカップルが大好きです(聞いてないですね)!! (2012年11月23日 13時) (レス) id: b256902100 (このIDを非表示/違反報告)
和美(プロフ) - あんにょ〜!いいですよ!!お気になさらいでください!私もイェソンの次に好きなのミンくんです!! (2012年11月20日 9時) (レス) id: 108f6b4293 (このIDを非表示/違反報告)
Mercury zero(プロフ) - たんこま☆さま あんにょ〜ん♪いつも応援ありがとです〜^^ホントじれったいですね!そろそろ次章に移らなきゃなのですが〜そのときはもう少し二人の距離を縮めたいかなぁ^^更新もじわじわですが(笑)気長にお待ちいただけると嬉しいです♪ (2012年11月19日 23時) (レス) id: ec9afe8fe9 (このIDを非表示/違反報告)
Mercury zero(プロフ) - 和美さま リコメ遅れました!いつもありがとうございます^^ようやく、宿舎のシーン・・・。いろいろ挟みすぎました。もうちょっとで次の章になってしまう^^;そしてやっぱりメンバー多いのは大変です〜>< (2012年11月19日 23時) (レス) id: ec9afe8fe9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Mercury zero | 作成日時:2012年11月6日 22時