落ち着かない春-YS ページ14
「あ、兄さんだ。仕事の帰り?今日は早いね」
YS「んーー^^」
実家のカフェ。
店先に立っていたジョンジンに出迎えられる。
夜だというのに、ジョンジンは半袖のシャツの上にエプロンをしていた。
5月。
慌しく過ごしているうちに、春の一番過ごしやすい良い時期になっていた。
上着が必要無いだけで身軽だけど。
なんとなく気分が落ち着かないせいで―やっぱりこの季節は苦手だ。
特にこの春はいつも以上に落ち着かない。
コーヒー。
飲みたいけど、ホットかアイスかでなんとなく迷ってしまう。
今日は仕事で何曲も歌ってきたから・・・ホットにしとくか。
まぁどのみちコーヒーのカフェインってあまり喉には良くないんだがな。
「そうだ兄さん。Aヌナがソウルに引っ越してきたみたいだよ」
YS「A・・・もうこっちにいるのか?」
「うん。そうみたいだけど?母さんが大喜びでさ^^」
そう言うジョンジンも嬉しそうだ。
俺はコーヒーを受け取って、湯気を少しだけ冷ます。
Aがこっちに来たってことは―本格的に仕事が始まった頃かもしれないな。
忙しいんだろうか―。
Aに連絡してみようと思って、俺はケータイを取り出した。
見ると、ちょうどAからメールが届いていて。
そのタイミングの良さに俺は「おっ」と声を上げた。
どうやらこっちに移動している間に来ていたようだ。
『ジョンウン、いつでもいいから棚作るの手伝って><
新しい住所教えとくね〜。あ、私ソウルに引っ越したんだよ!』
YS「・・・棚?」
文脈がめちゃめちゃなAのメール。
俺は目を丸くした。
「なになに?Aヌナから?」
YS「意味がよくわからん・・・」
「ぷっ、ホントだ(笑)」
だけどなんとなくAらしくて。
俺とジョンジンは顔を見合わせて笑った。
「で。行くの?」
YS「だって、来いってことだろ?」
「ホントに兄さんは、Aヌナに甘いよね〜。別にいいけど」
呆れたように肩をすくめて。食器を拭くジョンジン。
俺は、Aへのメールの返事を打っていた。
次の俺のオフって・・・いつだっけか?
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Mercury zero(プロフ) - るいこすたさま 宿舎編、引っ張ってます…。るいこすたさん、このストーリーの登場人物たちの心情を汲み取ってくれててホントに嬉しいです!!実は実はさらっとしたセリフにも意味とかが残るように努力してます(^-^)感情移入しやすいってのも嬉しいな♪ (2012年11月23日 13時) (レス) id: b256902100 (このIDを非表示/違反報告)
Mercury zero(プロフ) - 和美さま ミンくんいいですよね(^-^)/とか言いながら、私はなんだかんだでぎゅ様が2番目なのですが(笑)はい、何を隠そうギュイェカップルが大好きです(聞いてないですね)!! (2012年11月23日 13時) (レス) id: b256902100 (このIDを非表示/違反報告)
和美(プロフ) - あんにょ〜!いいですよ!!お気になさらいでください!私もイェソンの次に好きなのミンくんです!! (2012年11月20日 9時) (レス) id: 108f6b4293 (このIDを非表示/違反報告)
Mercury zero(プロフ) - たんこま☆さま あんにょ〜ん♪いつも応援ありがとです〜^^ホントじれったいですね!そろそろ次章に移らなきゃなのですが〜そのときはもう少し二人の距離を縮めたいかなぁ^^更新もじわじわですが(笑)気長にお待ちいただけると嬉しいです♪ (2012年11月19日 23時) (レス) id: ec9afe8fe9 (このIDを非表示/違反報告)
Mercury zero(プロフ) - 和美さま リコメ遅れました!いつもありがとうございます^^ようやく、宿舎のシーン・・・。いろいろ挟みすぎました。もうちょっとで次の章になってしまう^^;そしてやっぱりメンバー多いのは大変です〜>< (2012年11月19日 23時) (レス) id: ec9afe8fe9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Mercury zero | 作成日時:2012年11月6日 22時