You and me...

自分で撒いた地雷-LT ページ47

「あ・・・え・・・っと」

LT「ごめんごめん、まぁ落ち着いてよ＾＾」


真っ赤な顔をしてきょろきょろしだすA。
誰が見てもバレバレだと思うけど・・・。


でもわからないな。
Aはきっと間違いなくｲｪｿﾝのことが好きで―
ｲｪｿﾝが前に話してくれた、ずっと大事にしている子ってのはAのことで。


二人とも想い合ってるっていうのに・・・なんであんな妙な距離感なんだろう。
Aが日本にいたっていうブランクがあるからか？


「わ、私・・・そんなにわかりやすいですか？」

LT「うん」

「やだ〜〜〜＞＜」


Aは両手で顔を押さえた。
なんていうか・・・今どき珍しいくらい素直な子だと思う。


LT「ねぇ。二人はさ、付き合わないの？」

「あ・・・」


あまりに素直な彼女の反応が可愛くて。
僕は何気なしに―ホントに悪気なんて全く無かったんだけど。
そんな質問をしてしまって。
さっきまで照れていたAは表情を曇らせた。


「ｼﾞｮﾝｳﾝには・・・一度振られてます＾＾」

LT「えっ」

「もう、10年も前の話ですけど＾＾」


悲しそうに笑うA。
ヤバイ・・・僕、地雷踏んだかも。
みるみるうちにAの目には涙が溜まって―Aは泣き出してしまった。


LT「ご、ごめんA！僕無神経なこと言った！」

「こ・・・こっちこそごめんなさい〜＞＜
お酒のせいで感情昂ぶっちゃって・・・」


困った僕は、Aの隣に座ってその肩を抱き寄せた。
僕の腕の中でぐすぐす泣く彼女。
あーあ・・・女の子泣かせちゃったよ・・・。
天使で。少女達の大統領でもある僕が。


LT「ホントにごめん・・・でもさA」

「はい・・・」

LT「それ、10年も前の話だったらさ・・・もう一度アタックしてみればいいんじゃない？」


だって―10年前にｲｪｿﾝがどういうつもりで君を振ったかはわからないけど。
少なくとも今、二人が両思いなのは間違いないんだからさ。


Aは僕から体を離して―涙を手で押さえながら微笑んだ。
無理して笑ってる顔だ。


「確かに10年経って。私たちも大人になったし、前と状況は違うかもしれません。
でも・・・また拒絶されるかもしれないって思ったら。怖くて前に進めませんね・・・」


笑いながら涙をこぼすAが。
とても可哀想で―とてもきれいだった。

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