Hello, Friday. ページ13
大後悔。
もちろんしてる。
めちゃめちゃしてる。
ジョンウンくんに迷惑掛けまくってる。
ジョンウンくんが乗せてくれたタクシー。
私がこんなだから〜送り届けるつもりで彼も乗ってくれたんだろうね。
ホント・・・ひらにすみません;
YS「大丈夫か?家まで・・・もちそうか?」
「う・・・ん。平気。」
なんて、ジョンウンくんに返事しつつも。
胃と頭がさっきからズキズキと痛んで・・・。
これはやっぱり・・・牡蠣にあたったなんかじゃなく。
飲みすぎと食べすぎ、だね。
ここのところずっと仕事は詰まってたから〜体力落ちてたのかも。
あとは慢性的な寝不足なんかも今日に限らず、だし。
ともかくイイトシして・・・羽目を外しすぎちゃったわけで。
こういう飲み方、これでも普段はしないのに・・・。
だってホントに・・・思いがけず懐かしいのと楽しかったのと。
まだまだ話したかったってのと。
ジョンウンくんに・・・伝えたいことだって。いろいろあったのになぁ。
今日のお誘いのお礼はもちろんしたけども。
なんだろう・・・私も久しぶりに卒業アルバム見たくなっちゃった!とか。
今度SJの―ジョンウンくんの歌もきちんと聞いてみるね!とか?
う〜ん・・・だけど今となっては。
この帰りのタクシーの中で、そんなこと言ってみたとしても。
なんかそれも〜シラけるだけ、よね。お互い。
ああ〜〜早く薬効いてほしい・・・。
ただの胃もたれなら、あれで治るはずなんだよねぇ。
そんなこと思ってたら。
ププーーーッ!
キキッ!!
YS「・・・っ!!」
思いがけない衝撃に。
私たちは息を呑んでいた。
ひ、ひええ・・・;
ソウルのタクシー名物、急ブレーキ・・・;;
随分飛ばしてくれてたもんねぇ、これに乗ってからずっと。
事故には至らなかったけど。
運転手さんが前方の車に向かって、一方的に汚い言葉で毒づいていて。
なんか私もジョンウンくんも・・・文句なんて言えそうな雰囲気じゃなかった。
と―
YS「・・・?」
「あ・・・ごめん・・・」
気付いたら、ついさっきのはずみで。
ジョンウンくんの右腕に・・・しがみついていた。
慌ててその手を離そうとしたら。
YS「いい・・・このまま寄りかかってて」
「・・・っ」
YS「今みたいなのがまた無いとも限らないぞ」
ジョンウンくんにはあまり似合わないなって思えそうな・・・ちょっと強い力で。
肩を彼のほうに・・・グッと引き寄せられていた。
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作者名:Mercury zero | 作者ホームページ:http://ameblo.jp/mercuryzero/
作成日時:2019年11月11日 21時