Holy Honeymoon...-SW ページ19
ベッドに横たわっている―美しい人の、美しい肉体を。
指先でそっとなぞる。
絹なんかよりももっとなめらかで甘美なその感触に。
彼女・・・Aは。
神に特に目をかけられている存在だと知ったようで。
それを与えたもうた天に、感謝で跪きたくなる。
「ｼｳｫﾝ・・・さん」
SW「怖がらないで・・・」
美しくもありながら―まだ無垢な赤子のようなAの。
澄んだ瞳の中に、僕が映っている。
僕は彼女の肌に口づけを浴びせた。
こういうことは―ずっと。
不純なことだと思っていました。
不潔で。野蛮で。罪な―ことだと。
それが神の教えであり、人間への戒めなのだと。
僕はずっと信じてきました。
でも、違った。
そうじゃなかった。
愛し合った男女が―そうなりたいと願うことは自然なことであり。
結ばれて、ひとつになることが。
人としてありのままであるということに。
僕は・・・ようやく気付けたんです。
そしてそれを教えてくれたのは、神じゃない。
A―貴方です。
裸のAの前で。
着ていたシャツを脱ぎ去る。
恥ずかしさもためらいも・・・今の僕には無い。
「あ・・・きれい」
SW「いいえ。いいえ・・・A。貴方のが僕なんかよりずっと美しい」
おずおずと僕の胸に伸ばされた―Aの手を取る。
僕はそこにもキスを落とした。
この手も。
潤んだ瞳も。
貴方の全てが―壊れやすい芸術作品みたいだ。
そんな貴方を。
今夜は・・・僕だけのものにしていいですか？
「っ！ああ・・っ」
どこまでも美しいAの肢体を。
指や舌。そして目で。
僕の最大限の愛を持って、くまなく愛でる。
彼女しか持ってないもの。
僕にしか持ってないもの。
男と女は互いに不完全だからこそ・・・求め合うものなのかもしれない。
完全なるものに少しでも近づきたくて。
僕はAの中に・・・男を示した。
ビクン、と白い喉をのけ逸らして。
それに応えようとしてくれる彼女がたまらなく愛おしい。
SW「好き、です・・・A」
「はぁ・・・っ、私も・・・。ｼｳｫﾝさん、私も・・・」
SW「うん・・・」
もうここからは言葉は要らない。
ただこの体と感触を持ってして感じられるものから。
A、貴方を知りたい。
神よ―
ご覧になっているのでしょう？
この瞬間に、人としてあるべき形になれた僕は。
もうあらゆるものを捧げてもいいくらいに。
幸福です―。
Stay right by my side.-YS (「EASY LOVE」ボツエピソード)→←Frost Bound2-RW
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Mercury zero(プロフ) - mooooさん» こちらこそありがとうですっ嬉しいです〜!雰囲気...そうですね、お話の空気というか余韻みたいなのを残せるような文にしたいって書きながらいつも思うんです...ムズカシイし読者さまの想像力に委ねる部分も大きいですが；まだまだ未熟なので。応援励みになります〜!! (2014年6月27日 0時) (
レス) id: d9539ab06e (このIDを非表示/違反報告)
moooo(プロフ) - Mercury zeroさん» えぇぇぇ知ってて下さってるなんて…恐縮です(*_*)私Mercury zeroさんのお話の雰囲気すんごく好きです。ファンです。← 青臭くてベタな恋愛、ひょくちゃんにぴったりですよね(~-~)♪ いつもキュンキュンさせて貰ってます、素敵なお話、ありがとうございます！ (2014年6月25日 23時) (レス) id: 13381b0554 (このIDを非表示/違反報告)
Mercury zero(プロフ) - mooooさん» ぬををー！大人イェソンさんを書かれてる人気作家さま！←読んでます。ヒィィ、ご訪問ありがとぉございます！ひょっくん...好きなんです。兄さんの次にｗｗひょっくんにはこーゆー青臭い恋愛をしてほしいな、と。キュンキュンして頂けたら幸いです〜＞＜ (2014年6月25日 20時) (レス) id: 6a9bdfd1d2 (このIDを非表示/違反報告)
moooo(プロフ) - はじめまして^ ^ ひょくちゃん…最高です。彼女に振り回されるひょくちゃんが可愛くて可愛くて…萌え死にました(._.)是非とも続きを拝読したい(>_<)これからも楽しみにしています！ (2014年6月25日 14時) (レス) id: 13381b0554 (このIDを非表示/違反報告)
Mercury zero(プロフ) - ayaさん» いろんなものが滞ってるなか〜ミンくんのアイデアが降りたつのってちょーレアだったので、慌てて残させていただきまひた；こちらのお返しも遅くなってミアネヨ、オンニ〜＞＜今回はSっぽくしたけど、ミンくん・・・難しいよねぇ。難しかった！ (2014年5月20日 1時) (レス) id: 6a9bdfd1d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mercury zero
| 作者ホームページ：http://ameblo.jp/mercuryzero/
作成日時：2013年9月14日 0時
