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忘却の洞窟-YS ページ5

リナが作った朝メシを―
彼女自身がそう豪語したとおり、あっという間に出来上がったそれらを。
テーブルについて、もそもそと3人で囲む。


俺とリナはともかく、Aだけはそのペースがややせっかちで。
だがひとくちひとくちがあまり大きそうにないのもあってか、ぺろりとまではいかないようだ。
ん・・・まぁ、頑張れ(笑)


急ごしらえのせいか、ダシのあまりきいていない味噌汁をすする。
いや、文句を言うつもりはない。
料理の味に関しては、コーヒーに比べるとこだわりは薄いほうだと思う。


と―


「〜〜っごちそうさまでした!リナさん、いつもありがとうございますっ><」

リナ「いえいえ、お粗末さまでした^^」

「今日のお昼はなんか買って食べますから、心配しないでくださいね!」

リナ「オッケー。ああそうだ、それで思い出したわ。ちょっとイェソン〜」

YS「・・・ん?」

リナ「アンタがいつだかに持って帰ってきたタッパー。いい加減、持ち主に返しなさいよ」

「あっ、ジョンウンオッパが食べていいって言ってくれた〜煮物の!」

YS「ぶっ・・・!」


食卓の話題が巡り巡って、なぜだか。
とっくの昔に忘却の彼方に追いやってた―存在に辿り着き。
俺は味噌汁を吹き出しかけた。


そんなもん・・・確かにあったな(笑)
マジで忘れてた。


だが、思い出した以上はそうすべきなのも確かで。
しかも丁度いいことに、さ。


YS「あーー・・・今日持って行くよ。仕事で・・・会うんだ。そいつと」


そう。
俺の今日の仕事は、歌謡祭の出演。


そしてその歌謡祭は、俺たちSJが。
ジャスティンという料理上手なヤツが所属しているグループ―
キンパッボーイズ、との初共演の場でもあった。


よっぽどのことがない限り―
連中とは恐らくステージの前に、顔を合わせることになるだろう。


なにせ、ヒチョルヒョンがあっちのリーダーに。
俺たちの世界じゃ当然ともいえる礼儀を遠まわしに要求してたから、な。


だけど。


「あの煮物。すっごく美味しかったです!」

YS「ああ・・・伝えとくよ」

リナ「そんなこと言っていいわけ〜?アンタがもらってきたんでしょ」


リナが呆れたように、そのタッパーを持って寄越したが。
言わないでいるべきなのは―そこじゃないさ。


Aのことだ。
黙ってたところで、きっとこの歌謡祭の情報は押さえるんだろうが。
俺が今日キンパボのフルメンバーと顔を合わすことになる、なんざ。


今はまだ言わないでおく。

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瞳子(トーコ)(プロフ) - ご無沙汰です^_^ 飄々としたところは一緒だけど、ちょっと違うところをもう一つのお話とで楽しんでます♪ マンネが穏やかではありませんが(笑)とっても遅コメすみません(;^_^A (2016年3月25日 7時) (レス) id: 374e9382cf (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - あぁぁ夜這いもポッポもお預けなのね、、、声だけで我慢しろと(*´Д`*) (2016年3月6日 0時) (レス) id: 152a7803ba (このIDを非表示/違反報告)
Mercury zero(プロフ) - ayaさん» あれま、凹んでたとなっ!いろいろ身の回りに変化があったのかな?また今度ゆっくり話聞きたい(^^)v こっちの兄さんはもっと色々頑張れよ、少しくらいナンかしろよって感じじゃない?wwオンニが応援してくれてるドリダン兄さんの方も少し続き書いたからね〜♪ (2015年10月8日 0時) (レス) id: 6a9bdfd1d2 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - なんかイイよね、何もせずに寝るのも。癒される(*´ω`*)わし、兄さんの肌質(腕)好きなのよ笑←またマニアックな話に笑 あの腕でぎゅッとされたいよね(’-’*)凹んでる時にタイミング良く更新してくれて生き返ったよwありがとぅ(о´∀`о) (2015年10月3日 18時) (レス) id: 81aea6774b (このIDを非表示/違反報告)
Mercury zero(プロフ) - あやさん» あやママwwそのテンションに吹きましたwwそれっぽい展開デスガ、まだまだ兄さんには良い目見させたくなーい(´▽`)← 現段階では酒の力を借りてもこんなもんかと... (2015年9月24日 0時) (レス) id: 6a9bdfd1d2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Mercury zero | 作者ホームページ:http://ameblo.jp/mercuryzero/  
作成日時:2014年10月19日 22時

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