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女子力の決定値2 ページ33

「ティントってなんですか?」

「・・・;」


女の子が手にしている、1本のリップ。
確かにそこには「Tint」って書いてあって。
聞いたことのないその単語に・・・頭がピヨピヨしてくる。


「ごめんね!も、もっかい待っててねっ><」


困っちゃったけど、知ったかぶりすらできなくて。
さっきの子は〜・・・あ、もうドラッグコーナーにいない!
きょろきょろとあたりを見回すと―


「あっ!アヨンちゃん><」

「Aオンニ、どうしたんですかぁ〜?」


ちょうどいいところに、アヨンちゃんが通りがかって。
泣きつくように助けを求める。


「ね、ちょっと教えてくれる?!てぃんとってナニかな?!」

「リップティントのことですかぁ?」

「多分、それ!」

「ん〜〜なんて言ったらいいのかなぁ。グロスとも口紅とも違うしぃ〜」

「ふんふん」

「すりガラスみたいに薄めの発色で、口唇に乗せたときの温度で色味がちょっと変わるんです〜」

「な・・・なるほど」

「ちなみにアヨンも塗ってまーす^^」

「おおおっ!アヨンちゃん、ちょっとこっち来てもらえる?!」


アヨンちゃんの片腕を抱え込むように、がっしり取って。
さっきの3人組の前に連れてくる。


「ティント・・・だよね。えっと・・・」


説明を待ってる女の子たちに。
ついさっきのアヨンちゃんの言葉を思い出して〜


「すりガラスみたいに薄めの発色で!
口唇に乗せたときの温度で色味がちょっと変わるんです!
グロスとも口紅ともちょっと違うの!!」


やっぱり聞いたまーんまの言葉を、日本語で伝える。
も、もう・・・こんなの受け売りもいいとこだよ〜〜!


だけど。


「この子がつけてるのも、リップティントだよ!」

「・・・??うふっ^^」


アヨンちゃんがにっこり笑いかけると。


「わ〜〜いいかも!」

「お姉さんと同じ色のもの欲しいです!」


あ・・・気に入ってくれたみたい。
みんなやっぱりお化粧って好きなんだぁ。


3人組はみんなして、アヨンちゃんと同じブランドの同じリップを選んでくれて。
私は最後のレジまでつかせてもらって。
その帰り際―


「ありがとうございました!旅行楽しんでね」

「はーい^^」

「あの店員さん。なんかわちゃわちゃして、可愛かったね?」

「ちっちゃかったね^^」


多分これから韓国料理を食べにいくであろう子たちを見送る。
ひとまず・・・買ってもらえて良かったぁ。


だけどね。
私がチビなのは〜どうぞほっといてっ(笑)

Inspired from blue and...?-KH→←賢者の石



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瞳子(トーコ)(プロフ) - ご無沙汰です^_^ 飄々としたところは一緒だけど、ちょっと違うところをもう一つのお話とで楽しんでます♪ マンネが穏やかではありませんが(笑)とっても遅コメすみません(;^_^A (2016年3月25日 7時) (レス) id: 374e9382cf (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - あぁぁ夜這いもポッポもお預けなのね、、、声だけで我慢しろと(*´Д`*) (2016年3月6日 0時) (レス) id: 152a7803ba (このIDを非表示/違反報告)
Mercury zero(プロフ) - ayaさん» あれま、凹んでたとなっ!いろいろ身の回りに変化があったのかな?また今度ゆっくり話聞きたい(^^)v こっちの兄さんはもっと色々頑張れよ、少しくらいナンかしろよって感じじゃない?wwオンニが応援してくれてるドリダン兄さんの方も少し続き書いたからね〜♪ (2015年10月8日 0時) (レス) id: 6a9bdfd1d2 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - なんかイイよね、何もせずに寝るのも。癒される(*´ω`*)わし、兄さんの肌質(腕)好きなのよ笑←またマニアックな話に笑 あの腕でぎゅッとされたいよね(’-’*)凹んでる時にタイミング良く更新してくれて生き返ったよwありがとぅ(о´∀`о) (2015年10月3日 18時) (レス) id: 81aea6774b (このIDを非表示/違反報告)
Mercury zero(プロフ) - あやさん» あやママwwそのテンションに吹きましたwwそれっぽい展開デスガ、まだまだ兄さんには良い目見させたくなーい(´▽`)← 現段階では酒の力を借りてもこんなもんかと... (2015年9月24日 0時) (レス) id: 6a9bdfd1d2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Mercury zero | 作者ホームページ:http://ameblo.jp/mercuryzero/  
作成日時:2014年10月19日 22時

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