I will.-YS ページ1
ここにいるELFたちが掲げてくれている―
「Happy Birtheday Yesung!!」の文字と。
愛らしい笑顔たち。
俺の横を取り巻く、いつもの顔ぶれの。
だがいつもよりずっと、弟想いで兄貴想いのように見えるニコやかな表情。
そして俺のすぐ目の前には。
この会場の熱気とローソクの火で、今にもクリームがドロリと落ちそうなケーキ。
それらのものに囲まれて―
胸がいっぱいなのと。照れくさいのとで。
ハハ・・・俺は一体どんな顔してりゃいいんだよ。
LT「イェソンさんは今日でいくつになったんでしたっけ^^」
SD「ひーふーみー。ハイ、この上にあるローソクの数はフェイクでーす^^」
KH「この数だとイェソンさん、僕やリョウクさんより若い計算になっちゃいますねぇ〜(笑)」
SJでのイベントではあれど。
今日、この瞬間は俺が主役だというのに・・・兄弟たちから愛のあるイジリ(笑)
メンバーたちのそんなやり取りに、会場のELFたちからもドッと笑いが沸きおこる。
俺はというと、苦笑を浮かべてこのケーキの前にいることくらいしかできないんだが。
ん・・・いいさ。
そんなでも、どうしようもないくらいに幸せだよ―俺は。
俺の今年の誕生日はこうして―。
日本で。
愛するELFたちと。
そして兄弟たちとともに迎えたのだった。
偶然のスケジュールとはいえ。
このケーキも、ELFたちが手にしているバナーもサプライズで。
なんていうか、な。
こういうのがあるから。
俺はこの仕事から離れられない、と実感してしまう。
こんな仕事してるとさ。
能力に限界を感じたり、挫折したり、泣きたくなるくらいツライことだって何度もあったさ。
それでも俺は―多くの人たちに愛されていると知ってしまった以上。
世界中のその信頼から目を背けることは。
俺はできない・・・いや、しちゃいけないんだな。
ファンミーティング、か。
ああ。いいな・・・なんか。
すごく温かい気分だよ。
いや、温かい通り越して。
死にそうなくらいに暑いんだけど、な。ここ(笑)
EH「んじゃ、今日の主役にこれ吹き消してもらいましょうか〜♪」
DH「いっぺんに消えないとかっこ悪いですよー^^」
YS「なんでそんなプレッシャーかけるんですか!今日は僕の誕生日でしょう(笑)」
そんなトークを交えつつ。
会場全体の掛け声に包まれたのち―俺の胸いっぱいの感謝を吐き出すように。
ケーキに向けて息を送る。
あ・・・ダメだ。
1本消えずに残った(笑)
今年はそんな、誕生日。
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Mercury zero(プロフ) - ayaさん» オンニはすでにぎゅ様好きでしょーwwぎゅ様は...ホントは優しいよねぇ、ホワイトだよねぇ。わたひも大好きwwその調子で兄さんも応援してあげてね^^よーやくクライマックスだぜー! (2014年4月11日 20時) (レス) id: 6a9bdfd1d2 (このIDを非表示/違反報告)
Mercury zero(プロフ) - 瞳子さん» 同じ書き手でもあるトーコさんにそう言っていただけると嬉しいです><フィクションではありながらもリアリティは追及したいと、この作品がまだ漠然としたイメージだったころからありました。私にしか伝えることができない兄さんの話であればなぁと^^ (2014年4月11日 20時) (レス) id: 6a9bdfd1d2 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 6章お疲れちゃん!!いよいよ、佳境だね~。しかし、ホントにぎゅったんは、ヒョン想いのイイ子だわ(о´∀`о)好きになりそー(笑)後ひと踏ん張り!!兄さんと「あたし」が、幸せになれますよーに、お願いしますよ(笑) (2014年4月8日 3時) (レス) id: 81aea6774b (このIDを非表示/違反報告)
瞳子(プロフ) - 今回のお話は何だかジーンと来たというか・・・こういう描写は変な話、経験された方じゃないと書けないところではあるかなと思いました。 ヒョクちゃん推しでしたが、兄さんとの空気感がとても良かったですぅ。 (2014年4月8日 2時) (レス) id: 5c0954decf (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 6章お疲れちゃん!!いよいよ、佳境だね~。しかし、ホントにぎゅったんは、ヒョン想いのイイ子だわ(о´∀`о)好きになりそー(笑)後ひと踏ん張り!!兄さんと「あたし」が、幸せになれますよーに、お願いしますよ(笑) (2014年4月8日 1時) (レス) id: 81aea6774b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Mercury zero | 作者ホームページ:http://ameblo.jp/mercuryzero/
作成日時:2014年3月18日 0時