藍色少女とグリフィンドール【ハリー・ポッターと賢者の石】 (ページ10)

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９：飛行訓練【3】ページ10

ド「あいつの顔を見たか？あの大まぬけの」

　やはり、マルフォイは突っかかってきた。

A「いつもいつも、うるさいわね、マルフォイ！」

パ「へー、ロングボトムの肩持つの？」

パ「Aったら、まさか銀髪頭のあなたが泣き虫に気があるなんて...」

ド「あ、いや待てよ。魔法薬学の成績悪い者同士で、仲良くしてるんじゃないか。寂しいねぇ...」

　スリザリンの生徒が囃し立てる。

私は、唇を強く噛んで、我慢するがやはり、スリザリンは嫌いだ。

ド「ごらんよ！ロングボトムの婆さんが送ってきたバカ玉だ」

ド「それじゃ、ロングボトムが後で取りに来れるところにおいておくよ。そうだな...」

　木の上なんかどうだ？といやみったらしくいう。

スリザリンの奴等は笑ってるし、グリフィンドールは誰も歯向かおうとしない。

当たり前だ。

まだ、箒の飛び方を学んでいないのだから。

A「早くこっちに渡しなさいよ。渡しなさいったら！」

　マルフォイと鼻がくっつきそうな位近付いて、思い出し玉を取り返そうとする。

左腕をマルフォイの手首をつかもうと伸ばすと、肩がズキッと傷んだ。

前、吹き飛ばされたときの痛みで、鋭く、肩から指の先までに激痛が走った。

突然、腕を抱えて座り込んだ私を見て、グリフィンドールの生徒は心配の声をかける。

　マルフォイは何故か、顔を紅色にさせて、固まっている、