藍色少女とグリフィンドール【ハリー・ポッターと賢者の石】 (ページ5)

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４：授業ページ5

ホグワーツの授業は、考えていた程、甘いものではなかった。

例えば、ビンズ先生の授業では、一本調子に喋るから、眠気に立ち向かえる生徒は、ほぼ一部だ。

(そのなかに、もちろん私はその一部に入っていない)

　天文学、妖精の呪文も共に難しいし、変身術も一筋縄ではいかなかった。

マッチを針にかえるという課題では、私もできたが、他に成功したのは１人だけだった。

ハーマイオニー・グレンジャー、以前、私に話しかけてきた生徒だ。

　最初に私が成功させたら、負けてられないと杖をふり、針に変身させた。

あれから、私に嫌悪感を出していて、上手くいったとき、舌打ちしたのは彼女だろう。

私は、"変身術"が得意なだけなのだが、グレンジャーは、私の"成績"が良い、と思っているらしい。

　魔法史の授業で、うとうとなっていて、頭を机に、ガツン、とぶつけたとき。

彼女は、まさに勝ち誇った顔をしていて、私の方を見ていた。

A「うあぁぁ...出来ない」

ネビ「僕と組んじゃったせいで...ごめんね」

A「大丈夫、私も元々、魔法薬学、得意じゃないから」

　何故か私、スリザリン生が落ちこぼれだと歌う、ネビル・ロングボトムと組むことが多い。

彼は、オドオドした性格が裏目にでるのか、魔法薬学が特に酷い。

私も薬学が、最悪とでも言っていいほど、苦手。

教科書通りやろうとしても、謎の物体、又は、謎の液体が出来上がる。

今回は、おできを治す簡単な薬を調合する課題だが、なかなか上手くいかない。

そして、またグレンジャーにバカにされるという始末。