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｢さぁ、踊ろうか｣


ここはとある舞踏会。


今どき舞踏会なんてって思うかもしれないけれど、本当にあるものなのよ。


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よく整った顔をした私と同じくらいの歳の男の人が私の手を取り、優しく引き込んだ。


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その力を抜いて微笑んだ瞳に、感動か悲しさか分からないような涙を溜めていた。


あなたは何も悪くない。

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悪いのは全てであってそれ以外の答えは受け付けない。


だから、最後の夜をあなたに捧げよう。


踊って忘れてしまおう。






ここで。



私と。



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作者名：めらりぽっぷ | 作者ホームページ：　  
作成日時：2017年3月24日 11時

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