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story.06 ページ7

帰りの飛行機、彰太と藍原は楽しそうに喋っていた。


「日向くん。メルアド、聞いていい?」


いやいや、俺も負けてないよ?こんな彼女が出来たんだから。


彰太「お互い『付き合った記念日』は同じ日なんだな」


「確かにね。俺も頑張って裕美を幸せにしないとね」


裕美「もう幸せだよ!」


空港に着き、帰り道


藍原「日向、いつもありがと」


「何?いきなりw」


彰太「俺からも。ありがとな」


「俺、二人から感謝されるようなことしたっけ?」


同じアパートへ帰る3人。


三角関係で俺は負けたけど、此奴らは俺の大事な友達。


アパートにつく。二人は俺の部屋の階上だからここで別れる。


「ただいま」


家に居るのに返ってこない「おかえり」の声


携帯が震える。


「っ……」


[修学旅行いろいろあったけど楽しかったね。
 明日は学校休みだから会えないけど月曜日が楽しみだな♪
 私ね、何をされようと言われようと、今日親と話してみる。
 もしダメだったらさ、明日____(以下略]


裕美、凄いな。そんな勇気があって


[俺も楽しかったよ。俺もさ、親と話してみようかな。
 無理だったら、お互い学校で慰め合おうな(笑)]


返信をうち、携帯を閉じる。


深呼吸をした。


居間に入り、喋りかける。


「母さん」


「……」


「これ、修学旅行の土産。貰ってくれると嬉しいんだけど」


受け取ろうとしない母親


「母さん。なあ、俺を見ろよ!!」


「!」


「仕事のことや、父さんのことで悩んでるのは知ってる。なら俺にも背負わせろよ!!母さんの息子なんだからさ」


「日向…」


やっと口を開いた母親。涙を流していた


「…おかえり。修学旅行、楽しかった?母さん、今まで何もしてあげられなくてごめんね。」


土産を受けとる母さん。今日初めて分かり合える気がした。


このきっかけをくれたのは、裕美なんだよな。



ありがとう。


家での孤独からの脱却の機会をくれて。


裕美も成功するといいな。そしたら少しは笑顔、増えるだろうから。

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設定タグ:カレカノ練習 , トモダチ降格 , 名前変換オリジナル , オリジナル作品
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慄香♪ - 『カレカノ練習』、『トモダチ降格』と読まさせていただきました!面白いです!続きが気になるので更新頑張ってください! (2014年11月24日 23時) (レス) id: e15d098c1a (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 何か もう…意味わかんない(苦笑) (2014年10月16日 19時) (レス) id: 70f49a25e8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はる | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yukayumiharuna/  
作成日時:2014年7月13日 12時

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