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あの時の ページ44

ますます霧が濃くなっている。
確証はないが幽波紋攻撃だとふんでいる。
花京院にこっちに戻ってくるように伝えなるべく単独行動されないように気をつける。
目に届くところにいてもらわないと、勝手に死なれても困る。
色んな意味でな。


承「さっきAが言ってたように新手の幽波紋使いの仕業じゃねぇだろうな。」

ジ「考えられん。動機がない。」

ジ「追手が無関係の男を我々が到着する前に殺すだろうか」


確かにそうだ。そうする理由が思いつかない。
警戒することに越したことないが...
発砲済みの拳銃、出血なし、歪んだ顔...
自ら命を絶ったとは考えにくい。
幽波紋なら出血なしに殺せるかも。


A「その男の服を少しめくってくれませんか。」


服に穴が空いていないからといって無傷とは限らない。
もっと調べる必要があると見た。


ジ「!!傷だ!喉の下に10円玉ぐらいの傷穴があるぞ!」

承「しかしなぜ血が流れていないんだ?」

A「これだけ深いなら大量に血が出てもおかしくない...」

承「これは”普通”の殺人事件じゃあねぇ。服を脱がせるぞ。」



A「こ、これは...」


服を脱がせた男の体には先ほどの穴が他何箇所も空いている。
どの穴からも一滴も血が出ていない。
どうやって傷をつけたんだ。
幽波紋攻撃以外に見つからない。


ジ「皆、車に乗って早くこの街から出るんじゃ!」

A「ジョセフさん危ない!!」

ジ「オー!ノー!」

車に乗り込もうとして柵に刺さりかけたジョセフさん。
そこに車などないのに。
まずい、幻覚を見せられいる。


コン..コン..


杖をつく音が遠くから聞こえる。
そして段々と私達の方に近づいてくる。
姿が見えた。背の低いお婆さん。
私はそのお婆さんを知っている。


婆「旅のお方のようじゃな?
  この霧ですじゃ、街を出るのは危険ですじゃよ。」


このお婆さんは


婆「わたしゃ、民宿をやっておりますが」


私が肉の芽を埋められた時に


婆「今夜はよかったらうちの宿にお泊まりになりませんかの?」


DIO様の後ろにいた背の低いお婆さん


婆「安くしときますよって。」


エンヤ婆だ。

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しゃけ(プロフ) - やぁでぅんさん» コメントありがとうございます!少しずつですが更新頑張りますっ!ありがとうございます.ˬ.)" (8月8日 23時) (レス) id: cbf37f5f25 (このIDを非表示/違反報告)
やぁでぅん - とても面白いです!これからも更新頑張って下さい! (8月7日 14時) (レス) id: 92500eea4b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しゃけ | 作成日時:2023年7月25日 10時

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