揺れ動く ページ42
承太郎が上着を作りに行ってる間
空港にアンちゃんを連れて行き飛行機に乗せようとしてるのだが...
アン「嫌だ嫌だ!私も一緒に行く!」
A「アンちゃん。一緒に行きたい気持ちもわかる。
でも私たちはもっと危険なところに行かなくちゃならない。
アンちゃんをすぐに助けることができないかもしれない。だから、ね?」
ジ「君のご両親もきっと心配しておるぞ」
ズキ
両親。そうねきっと普通の親なら心配してるだろう。
早く帰って安心させるといい。
アン「わかったよ。ここはじいちゃんとAちゃんの顔を立ててやらぁ」
A「いい子だね。また会えるといいね」
アン「うん!Aちゃんも承太郎とくっつくといいね!あばよ!」
A「ちょ!何言ってんのよー!!」
もう何言ってんのよほんとに...
悪いけどそれは絶対ないわ、アンちゃん。ごめんね。
私はこっち側の人間じゃないもの。
運命の車輪にも言った通り...
・
・
・
承「と、こんなふうに文字通り道ができたな。」
花「ヘンテコなやつですね。モリモリなのは上半身だけであとは貧弱ですよ。」
男「ヒ、ヒィーーー!」
ガシッ
男は這いずって私のところまできて足を掴んだ。
A「何、人の足掴んでんのかな?」
男「お、お前ならわかるだろ??金で雇われたんだ。お前も一緒だろ?」
A「コソッ)デカい声で言うんじゃねえよ。バレたらどうすんだ。
そしてお前と一緒にするな。そんなヌルいもんじゃないんだよ。
それより...」
A「いつまで掴んでんだこの変態貧弱野郎!!」
・
・
と蹴り飛ばしてことなきを得たわけだが。
金で雇われたってならもっと楽だっただろうな。
肉の芽はだんだんと私の脳を支配しようとしてきている。
徐々にだがわかる。
暴走しないように気をつけなければ。
承「戻ったぞ。」
ジ「よし、じゃあ早速出発するとするか」
承「A、これ着とけ。」
承太郎から渡されたのはスカートと同じ色のジャケットだ。少し薄手のもので膝辺りまである。
A「え、でもどうしてですか?」
承「それなら多少の怪我も防げるだろうからな。また庇われても困る。」
庇われて怪我をしたのが気に食わなかったらしい。
私もなぜ庇ったかわからないが
まぁあれだ咄嗟の判断というやつだ。
A「ありがとうございます。怪我には気をつけますね。」
承「あぁ。」
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しゃけ(プロフ) - やぁでぅんさん» コメントありがとうございます!少しずつですが更新頑張りますっ!ありがとうございます.ˬ.)" (8月8日 23時) (レス) id: cbf37f5f25 (このIDを非表示/違反報告)
やぁでぅん - とても面白いです!これからも更新頑張って下さい! (8月7日 14時) (レス) id: 92500eea4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゃけ | 作成日時:2023年7月25日 10時