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偽物の船長 ページ20

A「ねぇ、君名前は?」

女の子「アン...」

A「アンちゃんね。もうこんな無茶しちゃだめよ?」


海に入って頭が冷えたのかすっかり汐らしくなった。
アンちゃんを引っ張り船に向かう。
ん?ジョセフさんがこっちに向かって何か叫んでいる。


ジ「Aー!下じゃ!海面下から何か襲ってくるぞー!」

承「あれはサメじゃあねぇ!早く上がれ!」


アンちゃんが見えていないとすると
あれはおそらくスタンド...!
早く..アンちゃんだけでも!
しかし船まで遠すぎるな。
ここは私が盾になるしかっ...!?

花京院さんのハイエロファントグリーンが引っ張り上げてくれた。
急に浮き上がり私も構えていなかったため、体制を崩しアンちゃんを離してしまった。
運よく承太郎さんが私を、アヴドゥルさんがアンちゃんを抱えてくれたが
すぐ降ろされ学ランを被せられた。すみませんね本当に。


アン「なんだテメェら!寄ってたかって睨みつけやがって!
  タイマンだタイマン!このビチグ○が!!」

A「女の子がそんな言葉を使うんじゃありません。
  そして皆さんこの子はスタンド使いじゃないと思います。」


船長「この女の子かね?密航者というのは。
  港に着くまで下の船室で軟禁させてもらうよ」

パシッ

A「少し力が強すぎませんか、船長。
  女の子だからと舐めてると限度がないのはわかります。が
  まだ子供です。私が見ておきますので。」

船長「ふーむ。まぁこのことについては後で話そう。
  今は...君のタバコの方が気になりますねぇ。」


船長は承太郎さんの前に行きタバコを取り上げた。
吸い殻はどうするつもりだ。と。
取り上げたタバコを承太郎さんの帽子に擦り付けて火を消し
またこっちに向かってきた。


承「待ちな。こいつは船長じゃねぇ。幽波紋使いはこいつだ。
  幽波紋使いはタバコの煙を少しでも吸うと
  鼻の頭に血管が浮き出る。」


私は思わず自分の鼻を触ったが浮き出てる様子はない。
まさか承太郎さんもしかして。


承「嘘だぞ。だがマヌケは見つかったようだな。」

偽船長「...渋いねぇ」

A「!!アンちゃん危ない! きゃっ!」


下からスタンドが来ているのに気付くのが遅かった。
あの子は守れたが結局私が足を引っ張っている。
『それでいい。あいつを誘いこめ。』
またこの声。なんなの...。

暗青の月→←密航者は子供



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しゃけ(プロフ) - やぁでぅんさん» コメントありがとうございます!少しずつですが更新頑張りますっ!ありがとうございます.ˬ.)" (8月8日 23時) (レス) id: cbf37f5f25 (このIDを非表示/違反報告)
やぁでぅん - とても面白いです!これからも更新頑張って下さい! (8月7日 14時) (レス) id: 92500eea4b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しゃけ | 作成日時:2023年7月25日 10時

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