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いざゾルディック家へ!5 ページ6

主人公said


「へっ!分かってんじゃねぇか…。」


男達はおじさんから鍵を受け取ったかと思うとすぐに正門…ではなくその隣の裏口の様な場所に向かった。

……ん…?


『正門じゃ、ない…?』


「あぁ、あの正門はそういうので開くものではないんだよ。」


そういうの…?

私はおじさんの言葉に違和感を覚えたがすぐに切り替え、男達に視線を移した。

男達は、鍵を穴に差し込みガチャガチャ、と大きな音を立てたかと思うと途端にこちらを向き怒り出した。


「おい!どういう事だ!?全然開かねぇじゃねぇか!」

開かない…?…まさか。


『…もしかして、偽物を…!』


おじさんを横から見据えてそう言うとおじさんは平然とした顔でこちらをニコリと見据える。


「あぁ、そうだよ。あれは偽物だ。…お嬢ちゃん勘が良いねぇ。」


「はぁ!?ふざけてんのかジジイ!」

「…しょうがねぇ、針金でやんぞ!」


針金!…古い書物で鍵を開ける際に怪盗などが使うと聞いていたけど本当に使う人がいるとは!

…まぁ、イケメンじゃないのが残念だけど…。

そう思っている間に開いたらしい裏口は今すぐにでも開きそうな薄い音を鳴らしていた。


「ひひっ、鍵なんて奪わなくても良かったじゃねぇか。」


そう言い、扉を開き中へ進んでいった二人を見ておじさんはため息をつきボソリと呟いた。

「まったく、…どうなっても知らないよ…。」

『?…中に何かあるんですか?犬がどうとか言ってましたけど…。』

「…まぁ、時期にわかるさ。」

おじさんはそう言うとまた扉の方に目を向けた。

…一体、何があるって言うんだか。


『…うーん、分から…うわっ!』

「あっ、ごめんねA」


私の言葉は突然抱きついてきたゴンにより遮られた様だった。

可愛…ゲホン!

…他の観光客の皆さんは…?


「あぁ、他の客なら先ほどのバスに乗って帰って行ったぞ。」

『え!早っ!』

「いや、お前がおっさんと話してる間にはもう終わってたけどな。」

『えぇ、そんなに長話はしてな…って3人とも、なんか汚れが…。』


よく見てみると3人とも服や頭にゴミがついている様だった。

さっきの騒動のせいかな…

『…気をつけないと、イケメンが台無しだよ?』


私がそう言い3人の背や頭のゴミを払い始めると3人とも焦り始めた。


『…そんなに焦らなくても、ちゃんと払うのに』

そう私が微笑むとまた、顔を赤くして固まってしまった。

なんか、既視感が…。

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あさき(プロフ) - 一気読みさせて頂きました!!!もう、最高です❤︎❤︎❤︎🫶🫶🫶! (3月16日 9時) (レス) @page32 id: 2e9509526a (このIDを非表示/違反報告)
メロンパン18号 - 穂実様、ありがとうございます!今お話作りを再開したのでもう少し待っててください!頑張ります! (2023年4月22日 17時) (レス) id: fd8275b1aa (このIDを非表示/違反報告)
穂実(プロフ) - このお話めちゃくちゃ好きです! スランプ陥ると大変ですよね😢 無理せずに更新頑張ってください〜!いつまでも待ちます🫶🏻🤍 (2023年4月21日 10時) (レス) id: 9d8af713d5 (このIDを非表示/違反報告)
メロンパン18号 - りのりの様、ありがとうございます!ぜひ楽しく読んでいってください! (2023年4月8日 22時) (レス) id: fd8275b1aa (このIDを非表示/違反報告)
りのりの(プロフ) - めっちゃくちゃ面白い!続きが楽しみ〜!! (2023年4月8日 18時) (レス) id: 692ad35898 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:メロンパン18号 | 作成日時:2023年2月13日 22時

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