ゾルディック家から逃げたい。1 ページ13
主人公said
「何でお前がここにいるの?」
『…あ、……キルアに会いに…。』
「は?」
『……』
こわいこわいこわい!
圧が強い圧が!
…あれ、
…何で私キルアのお兄さん…イルミさんに殺意向けられて死にかけられてるんだろう…。
ー
遡ること1日前。
ー
『…ふぅ。』
私はお父様が出て行った部屋でしばらく涙を流した後顔を上げシルバさんが用意してくれた客室に向かった。
…目腫れてないと良いけど。
…にしたって、疲れたぁー。…なんか背中の重荷がどんどん増えて行ってる気がする。
…あぁ、イケメンに会いたーい!美女に会いたーい!
叫んだって出てくるわけないか。…まぁ、心で叫んだだけだし良いkーー。
「…何してるの。」
『わぁ!?』
…びっくりしたぁ!!
そう思いながらも声の聞こえた方を向くとそこにいたのはーーーー
黒髪おかっぱ和風な美少女だった。
『…あの、お名前を聞いてm…ゲフン!…失態をお見せして申し訳ありませんでした。
初めましてA・イージーです。…どうぞお見知り置きを。』
年下の子だろうし少しだけ砕いたしゃべりになったけど…良いよね!
…というか、危な〜!思っきし欲が出るところだった。
……にしても全然音なかったなぁ。
…ま、まぁ?ここまでいえば?流石にこのかわい子ちゃんも自己紹介をしてくれる…よね?
「あぁ、キミが例の…僕はカルト。宜しく。」
「…ちょうど良かった、父様から伝言があるんだよ。」
『…?伝言、ですか。』
「うん、これから此処は自分の家だと思って過ごしなさいって。…つまり、その堅苦しい敬語は外せってことだよ。…ちなみに強制、だよ。」
強制。…まじか、家でもこれなんだけど…まぁ、取り敢えず。
『…分かった。宜しくね!カルト。』
「!…うん。宜しくA。」
家族ってことは呼び捨てでいいってことだよね!
かわい子ちゃんを呼び捨てで……これめっちゃ特権なんだけど…!
「…にしたって目どうしたの?」
『…あ、…うーんちょっと喧嘩をね。』
「…ふーん。」
…やっぱり目の腫れバレてるかぁ。
しょうがない早く寝よう。
『ごめんね、カルト眠たいからお先に…お休み!』
「…!」
ー
「…変なの、あんなに音もなく近づいたらみんな驚くのに。」
…でも、
「ちょっと、可愛かったかな。」
あの腫れぼったいような黄色い瞳と灰色の綺麗な髪が、夜空に光ってまるで女神に見えたAは。
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あさき(プロフ) - 一気読みさせて頂きました!!!もう、最高です❤︎❤︎❤︎🫶🫶🫶! (3月16日 9時) (レス) @page32 id: 2e9509526a (このIDを非表示/違反報告)
メロンパン18号 - 穂実様、ありがとうございます!今お話作りを再開したのでもう少し待っててください!頑張ります! (2023年4月22日 17時) (レス) id: fd8275b1aa (このIDを非表示/違反報告)
穂実(プロフ) - このお話めちゃくちゃ好きです! スランプ陥ると大変ですよね😢 無理せずに更新頑張ってください〜!いつまでも待ちます🫶🏻🤍 (2023年4月21日 10時) (レス) id: 9d8af713d5 (このIDを非表示/違反報告)
メロンパン18号 - りのりの様、ありがとうございます!ぜひ楽しく読んでいってください! (2023年4月8日 22時) (レス) id: fd8275b1aa (このIDを非表示/違反報告)
りのりの(プロフ) - めっちゃくちゃ面白い!続きが楽しみ〜!! (2023年4月8日 18時) (レス) id: 692ad35898 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:メロンパン18号 | 作成日時:2023年2月13日 22時