ハンター試験 多数決バトル！5 ページ35
主人公said
目の前に広がる辺り一面の朱。
目の前に横たわってい、私と同じ灰色の髪の美しい女性。
その女性を抱き抱える灰色に黄色の瞳の幼い少女…数年前の幼い私は泣きながら女性を、母を呼んでいる。
《母様…！母様！》
〈…大丈夫よ…A、母、様ね…あなた、に約束して、ほしいこ、とが、あるの…。〉
《約、束？》
私は嗚咽を交えながらも首を傾げ母様に問いかけた。
〈えぇ、約束…。母様の代わ、りにーーーとーーーーの側にいてあげ…て。〉
〈あなたしか、いな、いの…〉
《母様？お母様しっかりして！何を言っているの！？それじゃあ、それじゃあまるで…！》
お母様が死んでしまうみたいじゃあない。
…そんなことは言えなかった。お母様が泣きそうだったから。
言ってしまえば本当になってしまうから。
幼くして空気を察した私は嗚咽を漏らしながら頷いた。
そんな私の頭をお母様は優しく震えながら撫でてくれた。
〈だ、いじょうぶ…Aは母様ーーーーのーーーーーだもの…ね…。〉
あの時なんて言ってくれたんだっけ。
思い出せない。
確か…あれが母様の最後の…
「ーー！ーー！A！」
…？だれかが呼んでる…。
だ、れ？
私は瞳を開け、辺りを見回した。
『…あれ、みんな。』
すると、私の周りに4人が集まっていた。
…顔がいい…。
「全く、お前いつまで寝てんだよ。もう一対一は終わったぜ。」
「本当にマイペースが過ぎるぞ…。」
『…へぇ、終わって…終わった！？え！もう！？』
「お前の作戦のおかげでな。」
え、作戦…？……あぁ、あれか。
まぁ、大したものじゃあないけど。
話を聞くと時間は30時間は取られたが、他の勝負は全勝で終わったらしい。
ほへー、…ていうか二人が戦うところ見てないんだけど！見たかった〜！
ーーーー
「ここで時間を潰す様だな。」
『…なんか、快適そうだね。』
「まぁ、30時間気楽に行こうぜ。」
「そうだね！」
「…ってもさー、…何する？」
残りの30時間を過ごす事になった部屋を見て私達は口々に感想をもらす。
…確かに。30時間やることなしはキツイよねぇ。
「まぁのんびりしようよ！」
『うっ！…可愛いよゴン。』
「…？ありがとう…？」
「…なんかゴンが可哀想に見えてくるぜ。」
「あれが俗に言うショタコン…というやつなのだろうか…。」
「…ゴン、こっちこい。あぶねぇぞ。」
「へ？」
『いや、ゴンと私３つしか違わないから！』
ーーー
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メロンパン18号 - おにぎり様、作者も作ってから思いました。この子軽すぎじゃね？…と。平均体重見て直しておきます！ありがとうございます！ (2023年4月20日 15時) (
レス) id: fd8275b1aa (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり - 面白いんですが、、、体重軽すぎではないでしょうか？もう少し重い方がいいかと、、、指摘失礼しました。 (2023年4月18日 17時) (レス) @page1 id: 951c28b3a4 (このIDを非表示/違反報告)
メロンパン18号 - ぷむむ様 ありがとうございます！誤字報告助かります！作品がお気に召したなら良かったです！！ (2023年3月15日 6時) (レス) id: fd8275b1aa (このIDを非表示/違反報告)
ぷむむ(プロフ) - エスカレーター？のとこエレベーター？ではないでしょうか！？凄く面白いです！ (2023年3月11日 10時) (レス) @page14 id: 9f20ca92d6 (このIDを非表示/違反報告)
メロンパン18号 - Kinomi 様ありがとうございます！面食いを活かして頑張ります！ (2023年1月26日 16時) (レス) id: c8b3e7a1e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メロンパン18号 | 作成日時：2022年12月31日 23時
