顔がいい！！ 【ハンター×ハンター】

出会い2 ページ4

主人公said

ゴンと話してのんびりしていると海流が急に荒れ始めた。

ゴンの話によると、強い嵐が来るらしい。

とりあえず、船内の部屋だと船酔いしたおじさんの死体で溢れかえるであろう。

そう判断した私は看板で適当にやり過ごし、ゴンとまたおしゃべりを再開することにした。

うーん、やっぱり可愛い少年が瞳を輝かせて話す姿は癒されるわーー。



ピンポーンそんな軽快な音が響いた後、船内にお爺さんの声が響いた


「ゲホンゲホン、えぇーこの先強い嵐が来るだろう。耐えれん奴は、ボートを出してやるから
　
　近くの島に避難しな。」



その直後、大勢のおじさん達がボートに乗り避難していった。


「すごいね、あんなに早くボート漕げるなら、残っていればいいのに。」

『ふふっ、そうだね』


私は、ゴンの頭を撫でながら言った。

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その後、船内のほとんどが出て行ったであろう船内の舵取部屋に船に残っている者が集められた。

残っていたのは私を含め、4名だ。

え、ていうか、ちょっと待って、皆さん顔良すぎません！？

え、え、ちょっと全員に求婚したいレベルなんだけど！

私がそんな妄想を繰り広げていく中、全員の自己紹介が始まった。


「お前さん達、名前は？」

「俺、ゴン！」

「……私はクラピカ。」

「俺はレオリオだ。」


ふんふん、あの金髪イケメンさんがクラピカさん。

少し老けて見えるお兄さんがレオリオさんか。



「おい、嬢ちゃん名前は？」

「？A、自己紹介しないと」

「……！すみません！えぇーと、私の名前はAです！」


私は、にっこりと効果音がつくくらいの0円スマイルを見せつけた。



「……ふっ、お前さんらも、所詮はガキって所だな。」


え、今の自己紹介にガキって思う要素あった？

そう思い、辺りを見回すとこちらをポカンと見つける３人と目が合った。

しかも目が合った瞬間赤面して目を逸らされてしまった。

あ、私の0円スマイルに見惚れたんですね。まぁ私、顔だけはいいから。

いやーにしたって美形のポカン顔も、照れ顔もよき！

考えただけで笑いが漏れる。


『ふふっ』


ぬぉ、なんか皆さんに凝視されたんだが…悲し。


「……まぁ、坊主ども、仕切り直して次だ。 お前さんらは、なぜハンターを目指そうとする？」



！！！！！

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