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15. ページ16

それからというもの、私達の関係はもう恋人同士ではない。


私はサーカスの動物の檻に入れられて監 禁されている。


エイジの寝室は、昼間は暑いし夜は寒い。

エイジが感情的になっては性 欲 処理に使われる奴 隷。


気付けばこんな日がもう1ヵ月も経っていた。


ご飯はエイジのものか、運がいい日には食べ残し。

貰えないときだってある。


調 教がしにくいから、と衣服や下着はない。

お風呂という、リラックス出来るものはできない。

常に監視され、時には調教される。


体重はガリガリにやせ細って、頬はもう(やつ)れている。

携帯はエイジに壊されてしまった。

腰は常に痛くて、立てない。歩けない。


檻の中で自由を奪われ、横たわって朝から晩まで過ごす日々。



助けてほしい。


でも、その方法がない。




何度も脱出を試みたが、檻は頑丈で、檻から出る時は常にエイジがいるため

逃げることなんてできない。



でも、このまま死ぬなんて嫌だ。




辺りを見渡すと、ふとエイジのスマホが目に入る。

………エイジは確かベッドの近くにスマホを置いておくタイプ。




上手くいけば脱出ができるかもしれない。


少しのチャンスを掴みとりたい。




賭けてみよう。

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作者名:ましゅたーど | 作成日時:2018年6月17日 14時

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