失ってないわけないの時間 ページ25
Aside
私はとりあえず、そこにあるベンチによっこらせと腰を下ろした。
あれ？なんか私おばあちゃんみたい。
私が気分よくイチゴ煮オレをちゅーっと飲んでいると、何処からか、誰かが私の名前を読んだのがわかった。
顔を上げると、そこには三輪さんが。
「お前、確か玉狛の水都…」
「あ、どうも…三輪さん」
「お前、こんなとこで何してる。」
「見た通りジュース飲んでます。緑川が奢ってくれた…ところで三輪さんは何をしようと？」
「俺は今仕事から帰るところだ。…玉狛と違って忙しいんでな。」
なーんかこの人いちいち玉狛につっかかってくるな…。気のせいか？
てか帰るんだから忙しくないじゃん。どうした、見栄はりたくなったのかイケメン。
「玉狛も案外忙しいですよ、いろいろ。ネイバーについて調べたりしてるんですよ！多分…」
「はっ、玉狛はなんの恨みも持たず、ネイバーを受け入れるんだろ？変なヤツらの集まりだ」
変な人が多いのは認めるけど、ちょっと腹立つ言い方だな。
そんな私達の中に、明るい声が入ってきた。
「まぁ待てって、三輪」
「迅さん…なんでここに…」
「迅！！…さん」
おっこの人年上に呼び捨てしようとしてたぞ！私もたまに太刀川さんのこと呼び捨てしそうになるから仲間ですね。
そして迅さんも奇遇だ、なんでここいるの。
「三輪、別に俺たちネイバーを恨んでない訳じゃないぜ？
けどそのネイバー達の中にも俺達人間みたいに、イイヤツがいるんだ。やっぱり一括りにしちゃいけないと思うんだよな。」
「あんたらにはわからないんだ。何も失ってないからっ…」
悔しそうに嘆く彼を、首を傾け見る。
失ってない…？
そんなわけないじゃん。私も、迅さんも…
「…言っておくがそこにいるAは、近界民に家族全員殺されてるぞ。まぁその全員が黒トリガーになったらしいが…」
「は？」
「うんまぁ。迅さんもそ」
「まぁ、そんな敵視すんなって。三輪のお姉さんのことは知ってるから。」
「っ…俺はもう帰る。」
「えっ、さようなら！よかったらまた、ランク戦しましょう三輪さん！」
三輪さんは 気が向いたらな。 と冷たく言って去っていった。
無視されるよりかマシだね。
「ってか迅さん！なんで私の声遮ったんですか！」
「んー？なんのことー？」
しらを切る迅さんに軽く殺意を覚えたが、お腹もすいたので、まあいいやと拳を収めた。
.
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Misora - トリセツの曲の場面で泣いた私を褒めて (2017年1月9日 0時) (
レス) id: 9ea75f5c5e (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ - 竹水さん» ありがとうございます！！(>ω<。)ですよね！菊地原くんメッサかっこいいしメッサ可愛いですよね！！！← (2016年10月16日 0時) (レス) id: e1b646b2b3 (このIDを非表示/違反報告)
竹水 - とっても面白かったです！本当菊地原くんかっこいい！！ (2016年10月4日 18時) (レス) id: 5c436a874c (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - コケシさん» はじめまして！あっ、ほんとだ……もし余裕があればまた書きます← (2016年9月1日 22時) (レス) id: 7cc2a4ddeb (このIDを非表示/違反報告)
コケシ - こたきんぐさんはじめましていつも楽しみにしています！ あと9月１日の今日ボーダー本部司令・最高司令官城戸正宗さんの誕生日ですね！！ (2016年9月1日 21時) (レス) id: 7ea4c35321 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こたきんぐ x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kotakinnhu/
作成日時：2016年5月28日 19時
