検索窓
今日:1 hit、昨日:7 hit、合計:10,818 hit

1話 ページ1

視点:菊池風磨



「なあ、"ナンパ"、したことある?」


「ナンパ?あの、声かけるやつ?」


「そう。」


「いや、俺意外にないな樹はあんの?」


「俺?まあ〜〜人生一度や二度、三度、、、あるね」


「まあまあやってんのな」





夏の夜22時の渋谷・パルコ前

みんなほろ酔いの週末

例外なく俺たちもその中の一人で

結構いい感じにアルコールが回ってる




久しぶりに男だけで飲みに行って

飯食って、飲んで、笑って

なんとなく横にいるこいつ、田中樹と

終電まで飲み直すことになって、今。

樹もそうだけど、久々に会えたやつが多くて

楽しかったな〜って思ってたところに


…ナンパ?


経験ないから、良し悪しとかはわかんないけど

なんとなく遠ざけてきてたから

こう言う時の反応に困る






「風磨、ナンパデビュー、する?笑」


「は?しねーよ」


「いいじゃんいいじゃん。意外とあるかもよ、運命的な」


「まじですんの?俺意外とこう言う時シャイよ。」


「あ、いいやじゃあ俺が声かけるからもし女の子来た時行くお店見てて」


「…わかった。」




なんとなくの予想で

この後適当に飲んで解散かと思ってたのに

なんか様子が変わってきたな





でも、この時の俺はどちらかというと

経験としてやってみてもアリ、の方向に傾いてた。


それこそ本当にあるかもしれないし。"運命"ってやつ


なんでそう思うかは

多分酒とこの週末の雰囲気のみ



ふと樹の方に目をやると

もうすでに同い年か、まあちょい年下くらいの

女の子二人組に声かけてて


一人は乗り気でもう一人はあんま慣れてなさそうな感じ





「…そうそう!あそこにいる風磨ってやつと俺飲んでてさ。」

「そうなんだ〜。まあ一杯だけなら飲んでく?Aいい?」

「まあ…れいがそう言うなら…」



「まじ!!飲も飲も!

風磨!一緒に飲んでくれるれいちゃんとAちゃん」



「お前、すげーな。すいません急に声かけて。菊池って言います」


「よろしくお願いしまーす、れいです」

「あっえっと…Aです。」





これが、俺とAの出会い。

お互い人見知りすぎてちゃんと話せなくて

樹とAの友達のれいちゃんがいないと会話成立しなかったのすら懐かしい


今となっては、ね?

2話→



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (39 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
163人がお気に入り
設定タグ:SexyZone , 菊池風磨 , 田中樹   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:めんだこ | 作成日時:2022年6月5日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。