Love Drama 7 〜Yuri〜

LIVE 4 ページ10

皆の周りを通っているけど…



お客さんは侑李のソロ曲中だからあんまり騒がないようにしてるみたい。



ゆーてぃーと伊野ちゃんも手振るだけで「みてみて！」と侑李を指さしてる。



あ！こっち来る！





ちょうど私って前から２列目なんだよね！


見やすいー！




ん？トロッコが止まった？




え、観客席入ってきてるけど大丈夫？




裕翔「A！」



A「あ！ゆーてぃー！」



慧「お迎えにあがりました！」



A「え？伊野ちゃん何言ってるの？」



裕翔「ほら、うちわ置いて！こっち来て！」



A「え？いやいや、ダメだって！」



慧「Aちゃん！いいから！」



と、強引に連れ去られる…




トロッコ乗っちゃってるけど…？！



周りのお客さん…ざわつき始めてるじゃん。



A「なにしてるの2人とも？！」



裕翔「気にするな。」



慧「自分の心、確かめに来たんじゃないの？
じゃなきゃ来ないでしょ？」


A「そうだけど…」


慧「結果どうなの？」



A「やっぱり好き。」



慧「なら…尚更行かなきゃ。」



A「え？」



裕翔「ほら、着いた。」


手を差し伸べてトロッコから降ろしてくれる。




曲が2番に入ってるよ？




ってJUMPのみんな迎えに来てくれてるし…



涼介「Aさん…」



A「なっ何？みんなして…ステージの上あがっちゃったし。」


涼介「ごめんなさい！」



そう言ってめっちゃ背中押して侑李の方に近づける。




A「え？え？え？」



侑李が気づいてこっちをむく。



向かい合ってる…久しぶりにちゃんと顔を見れた気がする。



そのまま…視線は絡み合ったままサビを歌いきる。





会場は静まり返る。



カメラさんが私の顔を写したみたいで…みんなは「Aちゃんー？！」
とか
「ゲスト出演？！」
とか…


報道…みんな気にしてるよね。


ちょっとブーイングも入ってるもん。



侑李「A…」




横から圭人くんがマイクをくれる。




A「はい…」




侑李「たくさん迷惑かけたし…

いろいろ大変だったこともあった。

それで僕があんまり頼りがいがなくて…

距離を置いたら気がついたことがあります。」







A「は…はい…」









侑李「それは…僕にはAしかいないこと。」






すると跪いて四角い小さな箱を出し、









開けるとキラキラと輝く指輪が入っていた。









侑李「僕と結婚して下さい。」






〜THE END〜

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