第43話 ．あいつの笑顔を守れるのは ページ48
.
A「鬼瓦さん？…」
なぜ、鬼瓦さんが謝るのかがわからなかった
だって 悪いのは私なのに…
鬼瓦「やっと明るい生活を取り戻しているお前に辛いことを思い出させたな…」
A「そんなこと……」
鬼瓦「A。あまり強がるな。辛かったら甘えてもいいんだぞ？」
A「中学生ですよ？私」
鬼瓦「いくつだろうが、お前は俺の"娘"だ」
A「え……」
鬼瓦「俺はお前の父親がわりなんだ」
そんなこと、一度も言ったことなにくせに…
自分の娘だとか、思い切ったことをw
A「鬼瓦さん。意外に冗談言うんですねw」
鬼瓦「なっ、本気で言ったんだが…」
恥ずかしそうに頭をぽりぽりかく鬼瓦さん
こんなに鬼瓦さんと楽しく話すのは久々だった
"娘"って言われたのが嬉しかった
鬼瓦「それじゃあ、俺はそろそろ仕事に戻るな」
A「はい！色々とありがとうございました」
鬼瓦「ん。チームオペレーター頑張れよ」
A「もちのろんです♪」
トレードマークの茶色いヨレヨレのコートを揺らしながら、大きな後ろ姿は通り過ぎた
手をヒラヒラと振りながら
豪炎寺「(俺、空気だったような…)」
鬼瓦「おっ、そうだ！」
A「どうしたんですか？」
鬼瓦「豪炎寺」
豪炎寺「俺？」
すると、鬼瓦さんは豪炎寺の肩に手を乗せて、何かを呟く
鬼瓦「＿＿＿＿＿＿＿＿。」
豪炎寺「!!!＿＿＿＿＿＿。」
何を話しているのかはわからなかった
だけど、豪炎寺は驚いて、鬼瓦さんは「よろしくな」と言って帰ってしまった
A「何を話してたの？」
豪炎寺「さあな？」
A「な、なにそれ！」
教えてくれたっていいじゃん！
.
ーー
鬼瓦SIDE
昔っから、あいつは強がりで責任感が強かった
啓一郎と泉美さんが死んでからも優が死んでからも
絶対に涙を俺たちには見せなかった……笑顔もだ
『うぅ……ヒックっ……っ…』
暗闇の中、独りで泣いているあいつを見たときに、俺は………
.
「豪炎寺」
豪炎寺「俺？」
Aが一番信頼してんのは、豪炎寺だ
Aを笑顔にするのも、守れるのも
鬼瓦「Aを笑顔にしてくれ」
豪炎寺「!!!…わかってます」
豪炎寺の顔はもう何かを決心しているようだった
やっぱりお前なんだと思ったよ
Aを頼んだぞ。豪炎寺
.
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風丸一朗太
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ひこ(プロフ) - 君へ最期の告白をのパスワードを教えて下さい。 (2015年9月3日 13時) (
レス) id: 1537d6fa81 (このIDを非表示/違反報告)
rena(プロフ) - フィディオ！でお願いします (2014年7月13日 12時) (レス) id: 7a7256b267 (このIDを非表示/違反報告)
美愛(プロフ) - うん… すっごくめんどー！ 月に2かい以上は必ず迷子になってるよ… 誰かと一緒じゃないと迷子に… (2014年6月7日 17時) (レス) id: 3b014cee56 (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - あんみつさん» ありがとうございます！これまで応援してくださったあんみつsには感謝してます！続編でもよろしくです(・ω・)ノ (2014年6月4日 15時) (レス) id: 0c5c6eb1f0 (このIDを非表示/違反報告)
あんみつ(プロフ) - 続編ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!楽しみです!!次回予告見てわくわくしてます!!続編頑張ってください!!p(＃^▽ﾟ）q ﾌｧｲﾄｯです!!♪ (2014年6月4日 7時) (レス) id: 2338d07a6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青 | 作成日時：2014年5月1日 17時
