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4話目『あんたがたどこさ』 ページ4
これで最後のわらべ歌です。
皆様は『あんたがたどこさ』という歌を知っていますか？
あんたがたどこさ 肥後さ
肥後どこさ 熊本さ
熊本どこさ 船場さ
船場山には 狸がおってさ
それを猟師が鉄砲で打ってさ
にてさ やいてさ くってさ
それを木の葉でちょいと隠せ
という歌詞です。
今回紹介する説は『食べられたのは子供説』です。
食糧難で幼い子供が殺され食べられる場面を猟師と狸になぞられて描写したものだという説です。
出身を聞いているのが先に買われた子供で、後に答えているのが後から買われた子供だそうです。
過去の日本において、極限の餓死状態で、すでに死亡した人間の肉を食べて飢えをしのいだという例はいくつも残っており、例えばそれが江戸時代の大食糧難の時であるとか、戦時中、補給物資が絶たれたときであるとか、山での遭難や海での漂流などの場合です。
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作者名：からめる屋 | 作成日時：2018年7月14日 15時
