信じてくんねーかな？ ページ10
静まり返る店内。誰も何も喋らない。
そこへ……
カランコロン
？「リーダー！！」
この寒いのに、七分丈のズボンにトレーナーという格好で入ってきたのは……
智「…相葉ちゃん。」
そしてもう１人。
スーツに身を包んだ男の人。
智「…翔くん。」
心なしか智くんの表情が緩む。
翔「…ごめん、遅くなって。
途中で相葉くんも拾ったの。雨の中、傘もさ さずに走ってたんだよ？笑
それと、表に俺の車停めてあるから、準備で き次第行こう。場所はだいたい分かってる。 蒼斗くんは、後ろのもう一台の方に。俺の秘 書さんの車だから。」
冷静に淡々と話す翔さん。
智くんが電話してたの、この人だったんだ。
ニノ、松潤、もちろん私をおいて、話はどんどん進んでいく。
智「…蒼斗、おいで？翔くんの友達が楽しいと こ連れて行ってくれるって。」
私の膝の上の蒼斗くんに優しく話しかける智くん。だけど、、
私の腕を掴んで、首を横に振る蒼斗くん。
そんな蒼斗くんを、智くんが無理やり抱き上げようとしたとき……
ニノ「…大野さん。
俺らを連れていけないってことは分かっ た。でも、このまま帰れはねーでしょ？
せめて、蒼斗のことは任せてよ。翔ちゃん の秘書を信用してないわけじゃねーけど、
蒼斗からしたら知らないおっさんだろ？」
智「…でも、 潤「智くん。」
潤「俺からもお願い。心配してくれてんのは分 かってる。でもやっぱり俺、このまま帰れ ねーよ。俺らのこと、信じてくんねーか な？」
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作者名：chantilly miel | 作成日時：2017年2月20日 19時
