このままでいたい｡оﾟ (ページ4)

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意地悪な子犬ページ4

声のした方を振り向くと、お店の隅っこの席で、ゲームをしてる男の子。暗くて影になってて顔はよく分からないけど、確か、ニノ。

ってそれより！！

透けてるって、何……？

　「…ぇ、わ、うそっっ！！////」

何となく嫌な予感がして、自分の服に視線を落とすと、白いブラウスが雨で身体にひっついて
ばっちり見えてる水色の下着。

慌てて大野さんから受け取ったタオルで隠す。

ニノ「ふはっ笑今さら？笑」

今さら…？ってことは、最初から気づいてたってことだよね？教えてくれてもよくない？
そりゃあ、気づかなかった私が一番悪いけど！

私が隅の意地悪な子犬を軽く睨むと、

智「ニーノ！笑
　待ってて、何か持ってくっから笑」

大野さんが困ったように、眉を下げて笑いながら、また奥へと引っ込んでいった。

それからしばらくして………

　コトン

「…ありがとうございます。」

私の前に出された甘い香りを漂わせたココア。

私は、大野さんから借りた大きめのパーカーを着て、バーカウンターに座ってる。

潤「…Aちゃんってさ、大学2年って言ったよね？俺らと同い年だよ！
　あ、俺、松本潤ね。潤でいいよ。」

　
「ぇ、ほんと…？でも、俺らって……？」

潤「ん？あ、分かんなかった？
　あそこでゲームやってる奴！ニノも同い年！ちなみに、リーダーは3つ上の23歳。」

「えぇー、嘘っ！私、てっきり兄弟かと…。」

潤「ははっ笑よく言われる笑」

　ゾクッ

　「…ひっ、！？」

潤くんと話してたけど、部屋の隅から鋭い視線を感じて、おとなしくココアに口をつけた。