このままでいたい｡оﾟ (ページ30)

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なにしにきたんすか。ページ30

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ニノは智くんたちだと思ったみたいなんだけど、潤くんがあの人たちは車だよ、と笑って、
またカードをきりはじめた。

ニノも、どーせすぐ通り過ぎるっしょ。って言ってゲーム機をひらいた。けど………

　ﾌﾞﾛﾛﾛﾛﾛﾛﾛﾌﾞﾛﾛﾛﾛﾛﾛﾛｶﾁｯ

え、止まっ…………た？

エンジン音が途切れ、不自然な沈黙が訪れる。

３人で顔を見合わせて、やっぱり智くんたちだったんじゃないかと思って、私が立ち上がったとき、、、

　ガシャーンｯ！！

A・ニノ・潤「「「……っ！？」」」

お店の窓ガラスが、大きな音をたててバラバラと砕け散った。

驚いた蒼斗くんが、大声で泣き始める。

私はそんな蒼斗くんが怖がらないように、いやほんとは自分が怖かったのかもしれないけど、
ぎゅっと強く抱きしめた。

ニノは私に、大丈夫。とそれだけ告げると、ゲーム機を閉じて、割れた窓ガラスの破片の前までいってしゃがみ込んだ。

潤くんは、私の肩にそっと手を置いて隣に立っていてくれた。

ニノ「………石、だな。」

ニノが破片の中から、握り拳くらいの大きな石を拾い上げたとき、、

お店のドアが勢いよく開いた。

いや、開いたっていうより蹴破られたって言ったほうが近いかもしれない。

いつもは可愛らしい音で迎えてくれるお店のベルが、こんどは乱暴な音をたてた。

？「……へぇ、けっこういい店じゃねぇか笑」

ぞろぞろとお店の中に入ってくる柄の悪い男の人たち。

ニノと潤くんは、最初、呆然としていたけど、すぐに、私と蒼斗くんを庇うように前に立つと、強い目で相手を睨んだ。

ニノ「……なにしにきたんすか。」

ニノの言葉を聞いて、男の人たちは、にやりといやらしく笑った。