このままでいたい｡оﾟ (ページ28)

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罰ゲームページ28

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A「はーい！またニノの負け！笑」

潤「んじゃ、罰ゲームね。」

蒼「…かずにぃ弱い。」

A「ね、弱いね、かずにぃちゃん笑」

ニノ「……お前らなぁ。あとで憶えてろよ。」

目を覚ました蒼斗くんが退屈しないように、みんなでトランプしている私たち。

神経衰弱、ババヌキ、大富豪。色々したけど、5歳の蒼斗くんのお気に入りは、まさかのスピード。しかも決まって相手は、ニノ。

ニノが手加減して蒼斗くんに勝たせてあげてから、それが嬉しくってしょうがなかったみたいで、もう5回戦目。笑

ニノも、そんな蒼斗くんに今さら勝つわけにはいかず。しかも、私と潤くんの提案で、負ける度にモノマネ。笑

あ、今はビートたけしさんのモノマネ。笑

耳を真っ赤にしながら頑張ってるニノを、きゃっきゃと嬉しそうに笑う蒼斗くん。

潤「……どうしたの、Aちゃん？
　何か遠い目してる笑」

A「…ふふっ、そうかな。笑
　なんか、こーゆーのいいなぁって。
　私、一人っ子だし、今は一人暮らしだし、みんなでこうやってわいわいするの久しぶりで笑」

潤「……そっか。笑
　確かに、この店に来てからこれが当たり前みたいになってたけど、当たり前が幸せってこーゆーことなんだろうね。」

A「……何か今のかっこいい笑」

王子様みたいに胸に手をあてて、“どうも笑”
ってふっと微笑む潤くん。そんな潤くんに可笑しくなって、私も笑う。

ニノ「……おい。」

あ、いけない。ニノのこと忘れてた。

罰ゲームを終えたニノが、ジトッと私たちを睨んでる。

潤「……悪い悪い。次、代わるよ。笑
　蒼斗、次、俺とやろうぜ！」

そう言って、潤くんとニノが入れ替わり、潤くんがカードをきりはじめたとき、、、

ニノ「…………シッ！」

ニノが人指し指をたてて、耳を澄ませる。

私と潤くんも同じように耳を澄ませると……

　

　ﾌﾞﾛﾛﾛﾛﾛﾛﾛﾌﾞﾛﾛﾛﾛﾛﾛﾛ

お店の前から、数台のバイクのエンジン音が
聞こえた。