弁護士…？ ページ21
A「……べ、弁護士…？」
ニノ「…そ、弁護士。」
あぁ、それで蒼斗くんのお兄さんの居場所が分かったんだ。
あれ？でも、弁護士って、不良の溜まり場を特定するとか、そんなことするっけ？
いや、それより、ちょっと待ってよ。当たり前に言ってますけどね、お兄さん。
弁護士って、そう簡単になれるものじゃないよ？
司法試験とか、ほら、色々…
潤「翔くんはね、20歳のときに司法試験 に合格したんだよ。笑
すげーよね。今の俺らと同い年。笑」
淡々と告げられる5人の生い立ち。
ちょっとついてけないけど、簡単にまとめると
大野智 23歳
大学には行かずに、このお店を始めたみたい。
初めはほんとに普通のカフェだったみたいなんだけど、人が良いからお客さんの悩みを聞いては解決してたら、何でも屋みたいになっちゃったみたい。
ちなみに、かなりアートの才能があるみたいで、お店の内装もデザインしたとか。
櫻井翔 23歳
職業は、弁護士。成り行きは省略させてもらうね。凄すぎて、半分も理解できなかった笑
かなり真面目なんだけど、自由な人でもあって、弁護士としてより、智くんと働いてる時間の方が長いとか。
相葉雅紀 22歳
相葉さんも、元々はこのお店の常連さん。大学は行ってたんだけど、途中で辞めちゃったらしい。理由はニノ達も知らないみたい。
いっつも明るくて人懐っこい性格なんだって。
で、ニノと潤くんは、私と同い年で元暴走族。
5人は一応、このお店の店員ではあるみたいなんだけど、いつもいるのは智くんだけ。
他の4人は来たいときに来て、依頼があれば電話で声をかけて集まる、と。
潤「…まぁ、こんな感じかな。」
そう言って、スタイリッシュに紅茶を飲む潤くん。
うん、よく分かった。
でも、謎がもっと謎になった気がする。笑
それに、私が一番知りたいのは…
ニノ「……5人の出会い。でしょ？笑」
あ、まただ。
ニノ「それに、翔ちゃんが弁護士だからっ て、どこのどいつかも分からない不良の 居場所はわかんねーよ。笑」
A「……………………」
もう、さ。そっち関係の仕事に就いた方がいいと思う。
ほら、占い師とか？絶対活かせると……
ニノ「……いや、なんねーよ？笑
もうお前さ、考えてること丸出しで、
さすがに引くわ。笑
J、話進めよ。その2つなら、まとめて話せ るし。」
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作者名：chantilly miel | 作成日時：2017年2月20日 19時
