このままでいたい｡оﾟ (ページ11)

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気づいたら… ページ11

智「………」

難しい顔をして考え込む智くん。
皆が智くんの言葉を待っていた。とその時、、

？「いーんじゃない？」

口を開いたのは、智くんじゃなくて。
確か、相葉さん…？

雅紀「信じよーよ！！ニノと松潤なら大丈夫だって！ね？リーダー？」

今のこの場には合わない、からっとした明るい声。

翔「…ははっ笑やっぱりね、こーなるんじゃないかと思ってたよ。笑
　ニノと松潤が引き下がるわけないし、相葉くんの、こーゆーときの楽観的な決定力すごいからね。ま、それがいいとこなんだけどね笑」

智「…でも、秘書の人は……」

翔「そこはだいじょーぶ笑
　99％こーなるって告げた上できてもらってるから、蒼斗くんなんか預けたら、逆に彼困っちゃうよ笑」

何かすごい…。ここにいる人達は、お互いがお互いのことを理解して信頼してる。

顔だけじゃなくて、中身までかっこいいよ。

何て、呑気なことを考えていると、一斉に私へと向けられる5人の視線。

雅紀「ところでさ、この可愛いー子だれ？
　ニノの彼女？
　あ、俺のことは雅紀でいーからね！！」

ニノ「ちげーよ！！
　何であなたといい、大野さんといい、誰かの彼女にしたがるのよ笑」

智「…この子はAちゃん。
　店ん前で雨宿りしてたのを、松潤が連れてきたの。」

そう言うと、智くんがゆっくり私に近づいてくる。

さっきとは違う穏やかな目。
でも、言われることは、たぶん同じ。

智くんの口がゆっくりと開く。

待って。

帰れって言わないで。

自然とそう思った。

私は、気づいたら蒼斗くんを抱えたまま、立ち上がっていた。