いただきます ページ19
しばらく待っていると、お姉ちゃんがミスターを連れて帰ってきた。
もう全員揃っているようで、時計の針は夕食の時間の7時を指し示していた。
それぞれ席につき、いただきますと言って夕食を食べる。
ぼぼ家では独りでご飯を食べていたので、他の人とこうした形で一緒にご飯を食べるのはなんだか嬉しかった。
夕食のメニューはシチューで、デザートに林檎のコンポートがついてきた。
周りの皆さんは、げ!またリンゴかよ…とげんなりした目でデザートを見た。
……普通に美味しいのにな。
そう思いながらコンポートを頬張る。
ご飯を食べながら、お姉ちゃんと沢山の話をした。
…話をしたと言ってもぼぼヴィランズの魅力を語られただけだが…
まあ、説得するのには必要な情報だし、もれがないように話を聞いた。
ずる賢さや怪しい雰囲気など、お姉ちゃんの印象とは全く正反対のものだった。
…どうしてそこまでしてなりたいんだろう。
私の心には疑問だけが募っていった。
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他人丼 - 〇〇先輩さん» ありがとうございます! (2018年6月9日 13時) (レス) id: e7754fa0f2 (このIDを非表示/違反報告)
〇〇先輩 - 最高、続き待ってる! (2018年6月8日 18時) (レス) id: 679d00af4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:他人丼 | 作成日時:2018年6月6日 23時