47.リクエスト(マルフィ×オーロラ姫) ページ47
今日、久々に占ツク開いたら、リクエストが届いていたので、完成したとはいえ、特別にリクエストに応えたいと思いました〜。
いやー、お久しぶりです。ツイステ関係ないけど、手下姫です。因みにアニメ版と実写版を混ぜた感じで書きました。
★★★
城の中で最も高い塔の中で、穏やかに美しい顔のまま眠りついたプリンセス。三人の善なる妖精たちは王子が到着するまでに他の者たちを魔法で眠らせている。
この一室には私とブライア・ローズ、いや、オーロラと呼ぼう。私とオーロラしか居ない。
彼女の美しい寝顔を眺めながら、回想に
私は敬愛するマレフィセント様の手下。元々のカラスの姿で彼女に会いに行ったことがある。森の動物たち、フクロウやリス、小鳥や子兎などに紛れて。
本当ならこんな
でも、それでも良かった。オーロラの成長を動物たちと見守り、彼女の話を聞くことは楽しかった。だから、このままでも良かった。
「オーロラ……」
彼女は不思議な夢をよく見ると言う。いつも同じ夢。夢に登場する男性に恋をしている。その男性はつい数時間前に出逢った、あのフィリップ王子。
彼も私と同じようにオーロラの美しすぎる歌声に惹かれ、彼女の美しすぎる容姿に目を奪われ、彼女の穏やかで優しい人柄に心を奪われた。
フィリップと私は同じ男、同じ理由で彼女を好きになったのに、彼女は彼を選んだ。
「私は臆病だ……」
だが、彼と私には決定的に違う所がある。
人間の姿になって、王子よりも先に出会っていれば、私を好きになってくれたのだろうか。マレフィセント様を裏切って、オーロラに好かれて貰えるようにアプローチをした方が良かったのか。
「私にはそんなこと出来ない」
私を信頼してくださるマレフィセント様を裏切ることなんて出来ない。
──この恋は儚く散らしてしまおう
私は彼女の薔薇が嫉妬してしまうほどに赤い唇にキスをする。勿論、彼女が目を覚ますことはない。何故なら、オーロラが愛する者は私ではないからだ。
けれど、目を覚まさないことにホッとしている自分が居る。
──カラスは光るモノが好きなんだ
──例えばそう、貴女が夢を語った時の瞳
──恋している貴女の眼差しは特に
「……ローズ」
終わり
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石鏡巡(プロフ) - ウィルゴ・パルテノスさん» リクエスト、ありがとうございます！ 完成して半年以上経過したこの作品を見つけてくれて、読んでくれてありがとうございます！ (2021年4月2日 22時) (
レス) id: 6406f9e060 (このIDを非表示/違反報告)
ウィルゴ・パルテノス - リクエストでマルフィとオーロラ姫をお願いします (2021年3月14日 7時) (レス) id: fdd18ceb11 (このIDを非表示/違反報告)
石鏡巡(プロフ) - モカさん» おお！ まさかの雑談を楽しみにしてくれる人がいるとは……！ ありがとうございます！ また何か面白い出来事があったり、思い出したら書きますね！ (2020年5月21日 12時) (レス) id: 6406f9e060 (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - 最近私も石鏡巡さんの短編集の内容も楽しみですけど、雑談も楽しみになってきてます(笑)すいませんレオナさんのストーリーじゃなくて…。更新頑張ってください！応援してます！ (2020年5月21日 10時) (レス) id: 935a46d4ab (このIDを非表示/違反報告)
青イチ(プロフ) - そうです！よろしくお願いしますm(_ _)m (2020年5月20日 23時) (レス) id: 019715dd21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：石鏡巡 | 作成日時：2020年5月10日 16時
