目黒蓮くんは体が弱いらしい。 Part 2

・ ページ9

Koji side


最近、めめが異様にスタッフさんに呼ばれている。

明るい話じゃなさそう。

だって、帰ってくるめめは絶対暗い顔やから。


今日は雑誌の撮影。

いつもは早いめめが遅くて、みんなで心配してた所やった。

あのスタッフに呼ばれたんや。


倉庫に俺らを呼び出してこう言い放った。


ス｢みんな、俺に協力してくれよ。｣

照｢は？｣

ス｢俺、目黒のこと嫌いなんだよね〜。だからさ、みんなで虐めようぜ。目黒を。ボロボロになるまで。｣


スタッフは笑いながら言った。


｢...そんなこと、する訳ないやん。めめは大事なメンバーやから。｣

ス｢お前らが俺に協力しなかったら、どうなるか分かってる？お前らの先輩さんや、だーいすきな家族を俺はどうにでもできるんだぜ？｣

ラ｢...っ、｣

ス｢ま、そういうことで。よろしく。｣


スタッフが出ていって、俺らも楽屋へ戻る。

めめはまだ来てへん。


亮｢...どうすれば、いいのかな。｣

翔｢家族や先輩に何かあるなら...俺らが目黒を、｣

ラ｢出来ないよ！そんなことっ、...出来ないっ...｣

翔｢俺だって嫌に決まってんだろ？｣


ほんま、どうしたらええねん、

めめをいじめることなんてもちろんしたくない、けど家族や先輩に何かあるのも嫌や...


照｢あのスタッフをどうにかしよう。何か証拠を抑えて警察に連れて行こう。｣

大｢でも、そんなことしたら俺ら...｣

照｢...スタッフが捕まったら直ぐに目黒に事情を伝えよう。全部嘘だって。｣

涼｢いじめるのか、...目黒を。大事なメンバーを。｣

照｢俺だって本当はやりたくない。当たり前だろ。けどここまで来たらしょうがない。...暴力だけはすんな、絶対に。｣


そこからが始まりやった。

・→←限界の目黒くん。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す