目黒蓮くんは体が弱いらしい。 Part 2

限界の目黒くん。 ページ8

Meguro side


ス｢お前、腹立つんだよ。｣


俺は前々からスタッフに虐められている。

理由は分からないけど。


俺は耐えるしかない。

大丈夫。これくらいならまだ耐えられる。


だって、俺には頼れる仲間がいるから。

もしもの場合は、この頼もしいメンバーに頼ろうと思っていたんだ。


だけど、その考えは出来なくなった。


いじめをされてから少し経った撮影日、

俺が楽屋に入ると、いつもと空気が違った。


｢おはよ。｣

｢｢｢｢...｣｣｣｣

｢...え？｣


いつもなら挨拶を返してくれるのに、今日はみんな無視だった。


あ、そっか。きっと言われたのか。あのスタッフに。

大丈夫、大丈夫。耐えろ自分。負けるな。


｢...｣

翔｢...お前、ここ座るなよ。あっち行けって。｣

辰｢...目障りなんだよ。｣

｢すいません、｣

照｢...なーんか、目黒が来たせいで空気悪くなったな。みんな楽屋出ようぜ。｣

康｢...そ、そうやな。｣

ラ｢...あ、阿部くん！固まってないでいくよ！｣

亮｢...あ、うん。｣

涼｢...｣

大｢...出よ出よ〜。｣


シーンとなった楽屋。

みんな、演技下手すぎかよ。分かりやすいって...


スタッフに言われたんだよな、そうだよな。

みんなの意思じゃないよ...な。


でも、あのスタッフ関係なくみんなが俺をいじめてたら...

そしたら俺は、...

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