30話 ページ31
案の定、雪乃を忘れた日など
1日もなかった
でも雪乃があの日屋上で寝ていた日……
あの雪乃だとはとても思えなかった
狐の面を付けていた雪乃＿＿＿
病室で静かに眠る雪乃＿＿＿
そして、
今の雪乃＿＿＿＿
昔の雪乃と今の雪乃はまるで人が違う
昔も今も変わらず綺麗で可愛らしいのだけれど
表情が正反対だ
あの時、白い小鳥に向けていた目線の暖かさが今は全く無くなってしまった
何事にも興味を示さず、何も楽しそうにしていない
シ｢雪乃………｣
何が……
一体何が……天宮の家で起こっていたのだろうか…
雪乃が変わってしまったのには何か訳があったはずだ
そう言えば……雪乃の母親の話を聞いたことがない
仮面舞踏会の時も姿は見えなかったし……
シ｢探ってみる価値はあるな……｣
リミットは1週間………
＿＿＿＿
雪乃side
｢乗馬って……楽しい………｣
宙｢ホントですかっ!?
そう言って貰えてとても嬉しいです！
……なんて、僕の事じゃないんですけどね…｣
宙くんは夜空を眺めながらポツリと言った
｢明日も……お昼からは乗馬の時間になったらしいから……また宙くんの乗馬のお話聞かせてね｣
宙｢は、はいっ！｣
｢それじゃあ……私は屋敷に戻るね……おやすみ｣
宙｢あ、はい！……おやすみなさい、雪乃様……｣
私は宙くんに背を向けた＿＿
.
.
.
.
宙｢雪乃様……
…あなたを好きになっても…いいですか？｣
静かに放った宙くんの言葉は
私には届かず、静かな夜の空に消えていった＿＿＿
〜
｢明日は……ヴァイオリンのレッスン……か｣
気が重くなるようなレッスンが連日続くが
唯一、乗馬の時間だけが心を癒してくれる
｢顔合わせまでの期間を何とか乗り越えないと……｣
1週間……頑張らないと………
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ザッハトルテ(プロフ) - きうさん» えっ、ありがとうございます(そーいうの好きです) (2021年3月7日 0時) (
レス) id: 68d29d9508 (このIDを非表示/違反報告)
きう - あっ、好き（突然の告白） (2021年2月8日 1時) (レス) id: 020f8e08d5 (このIDを非表示/違反報告)
ザッハトルテ(プロフ) - 美雪さん» コメントありがとうございます！かなり亀更新ですがこれからも見てくださると幸いです！ (2019年5月14日 20時) (レス) id: f3211617b1 (このIDを非表示/違反報告)
美雪 - 元 黒猫です名前 美雪に変えました。夢主さんがどうなるのか気になります…更新楽しみにしています!あ、無理はなさらないでくださいね… (2019年5月13日 20時) (レス) id: 7de484a00f (このIDを非表示/違反報告)
ザッハトルテ(プロフ) - 黒猫さん» コメントありがとうございます！更新頑張ります！これからは頑張るつもりですので…… (2019年4月14日 20時) (レス) id: f3211617b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ザッハトルテ | 作成日時：2019年1月2日 0時
