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後輩は無邪気な笑顔で言った「次は先輩の番ですよー！」と。張り付いた笑顔にピリッと亀裂が入った瞬間だったけれどなんとか堪えた。堪えた先で見えたのは、そんな彼女を優しく見守る元彼で、私を前にしてよくもまあそんな顔が出来たものだとフツフツと腹の底から嫌なものが上がってくるのを必死に耐えた。
二次会ではせっかくだと食べて飲んだ。よく出会いの場にするって聞くけど、こんな所に出会いなんて求めてないし。もし万が一此処で出逢ってみなさいよ、そのままゴールインってことにでもなればまたあの二人と関わる可能性が高いじゃないの。
「嫌だァァァァァ！！！！！！」
ほぼ人通りのない夜の街を酔っ払いがフラフラ歩く。誰ともすれ違わないのを良いことに本音ダダ漏れだ。
あの後、周りには飲みすぎじゃないかって心配されたけど飲まなきゃやってられなかった。久しぶりにこんなにふわふわした気分になっている。あー、でもさすがに飲み過ぎたなって自覚はあって、歩道橋に足を掛けたところでふと思い出した。
「あ、ここ……」
私が死のうとした歩道橋じゃない。
はは……、なんてことだ。あの日と同じ場所へ、似たような状況で来てしまってる。
あの日ここから下を見下ろして、飛び降りたら楽になれるって思ったんだ…………
「……っ、生きてて、良かったけど……でもやっぱり、苦しいっ」
突き付けられる現実が辛い。立ち直ったフリをしても、ふとした時に蘇る記憶にいつも傷付けられる。
「うっ、ぁあっ……」
助けて、辛いよ、悲しいよ、
「さく、まくんっ……」
溢れた涙と共に出たのは今一番逢いたい人の名前だった。
「死んじゃダメだつってんだろ」
「…………！？」
そして居るはずない彼の声に驚いて振り向けば、グイッと腰が引かれて手摺から離されていて、背中には人の体温を感じた。
＿＿→←episode13 人生まだ最悪な日はあるけど、やっぱり推しに救われる。
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ゆきんこ(プロフ) - にかさん» コメントありがとうございます😊 私も夢小説は家で読むのがいいと思います🤭 楽しんでもらえたようで良かったです。💗の💗はもう聞いたら腹筋以外の想像してしまうので私は重症です😂 最後までありがとうございました！ (11月6日 15時) (
レス) id: 3d6d572a50 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - ゆゆさん» コメントありがとうございます😊 ぎゅんぎゅんしてもらえて嬉しいです🤭 ゆゆさんのお時間ある時にまた読んでもらえたら幸いです😌 (11月6日 15時) (レス) id: 3d6d572a50 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - いくさん» コメントありがとうございます😊 猫ちゃん目線は私が絶対書きたかったものなので楽しんでもらえて良かったです😊ありがとうございました！ (11月6日 15時) (レス) id: 3d6d572a50 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - 桜短冊さん» そして桜短冊さんの気持ちとても伝わっております😌ありがとうございます😊 (11月6日 15時) (レス) id: 3d6d572a50 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - 桜短冊さん» 桜短冊さん、番外編までお読み下さりありがとうございました😊 ページ数の都合でかなり簡単に書いた番外編でしたが楽しんでもらえて嬉しいです！ 猫ちゃん達の目線は番外編書く前から書きたいと思ってたんです。書けて良かったです🤭 (11月6日 15時) (レス) id: 3d6d572a50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2023年7月11日 22時
