能力持ちの少女らは...【オリジナル】【合作】 (ページ8)

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▼4．焦りと緊張by土ネコページ8

『待ちなさい！』

ユノは氷で身体を縛られた。

ユノは驚いた。自分と同じ様に異能を持って
人に会ったのは初めてだからだ。

その時ユノは気づいた。

この紅色の髪の女と初めて出会った時、
本能が近づくなと言っていた意味を。

『離せ…』

ユノはそう、少しばかりの殺気を乗せ呟くが紅色の髪の女はやはり
異能を解除しなかった。

『もう一回問う。それはアンタの財布？』

ユノはどう誤魔化そうか考えた。

氷はさらにユノをきつく縛る。

『私の質問に答えて。お願い』

『……』

ユノは何も出来なくなった。
本当の事を言うしかない。

そう思った時、何処からか
トントン。という弾んだリズムの足音が聞こえた。

その音はこちらへ近づいて来る…

人影が見えた。

やがて影から現れたのは透き通った水色と
エメラルド色の髪の女。女というより女の子
だろうか？

その女の子は、ユノと紅色の髪の女を見た瞬間
驚いた様な顔をし、なんとブラックホールを出した。

『あ…貴方達は何をしているんですか？…』

女の子は異能者。

『えっと…これは…』
紅色の髪の女は詰まった様に喋った。

『助けて！』

ユノは叫んだ。演技だ。この場面を見れば私の方が圧倒的弱者の立場に見えると悟ったのだ。演じる…襲われた少女を。

それを聞いた女の子はそのブラックホールで氷を吸い込んだ。

やっとユノは異能から解放された。

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何か無茶苦茶話進んだかも…