お前らのマネージャーなんかやってられっか！２【stxxx】

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次の日の朝、
私はまた事務所に向かっては
社長室のドアをノックする。


3回ノックすれば、
"どうぞ"と少し渋めの声が聞こえた。




『失礼します。坂口です。
昨日の件を資料にまとめました。』

社長「ふむ。」

『会場はナゴヤドームとし、
それぞれメンバーがペアを組み披露、
そして、新曲披露するという形で行きます。』

社長「新曲披露…間に合うのか？」

『うちには黄田がいます。
なんなら、黄田の案です。必ず成功しますよ。』

社長「必ず…なぜそんな自信あり気で？」




そんなの…
決まってんじゃん。

最初は心なんて開いて貰えなかったし、

追い返されそうにもなった。


悪口も言われたし、
無視だってされた。


でも、今となっては
お互い必要とする存在になった。



なんでそんなに自信があるかって？


そんなのさぁ。








『信じているから……では通じませんか？』








そう、
私が彼らを信じているからこそ、

この案を今、社長に見せているわけだ。



信じていなかったら……

私はきっと、今ここに立ってないから。






社長「…あんな気難しい子たちをここまで
よく育ててくれたな。」

『確かにそうじゃないって言ったら
大嘘になっちゃいますけど…

私にとって、彼らは希望です。
私が果たせなかったことを果たせると思います。』

社長「そうか。……期待してる。」

『ありがとうございます！』





意見も通ったし、
あとはライブのために特訓して
ライブを成功させるのみ。


私ができる範囲ならなんだってやる。




絶対、みんなで
素敵な景色を見てほしいな。






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