お前らのマネージャーなんかやってられっか！【stxxx】

. ページ25

.



【side PINK.】





あーくそ…やば……

なんだあのマネージャー…



ひねくれてるって思ってたら
急に素直になるのってズルくね？



はぁ…調子狂うわ……






『あ、さとみさんタクシー来ましたよ』

さ「おう…」






タクシーに乗り込むと必然的に
隣に座る坂口さん。

行く時は全然、"撮影めんどくさいなぁ"くらいしか
思ってなかったのに、

今はなんでこんなにドキドキしてんだ？


俺らしくないわ…






さ「………めんどくさ。」

『何か言いました？』

さ「別に」

『今日はお疲れ様でした。
家に帰ったらゆっくり休まれてくださいね。

あと、なーくんに連絡してますからご安心を。』

さ「坂口さん、いつからそのニックネーム呼びしてんの？」

『えっと、ついこの間から…ですかね？
なんですか？さとみさんも呼ばれたいんですか？』

さ「別にっ…呼びたいなら呼べばって感じ。」

『てか、いつまでそのキャラやってるんですか。
いつもみたいに、ふにゃふにゃでいいんですよ？』

さ「誰がふにゃふにゃだよ。」





そういえば、
確かに普段だったらタクシー乗った瞬間に
気が抜けるのに、なんで今日はずっとこの調子なんだ？

こいつのせい…？

いーや、絶対違う！
絶対俺の体調がおかしいんだ。


だって、この心臓が早いのだって
なんかの病気だって。そうに違いないわ。




prrr...





ん？俺の着信音じゃないわ。
坂口さんのか。





『すみません、電話出てもいいですか？
不動産屋からなので…』

さ「ん？いいけど」

『ありがとうございます、……もしもし。
はい、はい、……えっ…待ってください！
……はい、えぇ…うぅ……はい…わかりました…』






今にも泣きそうな顔の坂口さん。

何があったんだ？





┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈




めありです！

いつも作品を読んでいただきありがとうございます！

なんとなんと、
嬉しいことにこちらの作品、

お星様が莉犬くんカラーになりました！


沢山の素敵な評価ありがとうございます！


多分長編になりますので、
お付き合いいただけたら幸いでございます！


よろしくお願いいたします！(つω`*)





.

.→←.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す