Femme Fatale【stxxx】

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り「うわぁぁん！A〜！！」

さ「おい莉犬、静かにしろ…」

な「急に倒れたってびっくりしたよ…」

ジ「ほんま心臓止まるかと思った…」

る「皆さん、連絡遅くなってすみません。
僕も色々と手続きで大変だったので…」





るぅとくん。
何が手続きよ、私とキスしてたくせに。






こ「A…」

『ころちゃん……』

こ「ふっ…うぅ……う…」

『ちょ、泣かないでよぉ…』

こ「心配…したのっ…！ばか！！」

『ごめんってばぁ…ただの貧血だし、
点滴打ったら帰れるから、ね？』

こ「ぐぬぬ……」





心配したからって、
みんなで病院来るなんてびっくりした。


莉犬くんなんて
さとみくんところちゃんを睨みっぱなし。

独占欲がいちばん強いのは莉犬くんかもね。



涙をポロポロ流すころちゃんや、
心配するみんなを横に、

ふと、るぅとくんを見ると
ただただ、私を見つめる彼の姿が。



愛おしそうに見つめる彼に
目が離せなかった。




これは、心境の変化のせいだ。

彼が気になる訳では無い。






こ「みんな、帰って大丈夫だよ
点滴終わったら僕連れて帰るから」

る「僕が送り届けますよ」

さ「俺、車あるしそっちのがいいだろ」

り「お、俺が！」

ジ 「こらこら、騒いだらあかんて…」

な「ちょ、みんな落ち着いて！」





あー…
独占欲の塊4名は大変だなぁ。


まぁこういう時に一緒に居たい人って
私の中で決めてるんだよね。




今日はその人に頼っちゃお。





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