な組の若頭 ３【stxxx】

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『あーあー、聞こえる？
潜入しました、どうぞ。』

《こちら、るぅと。
ハッキング完了してまーす、どうぞー》

《はーい、莉犬。
ターゲット確認したよー、どうぞー》

《あい、ころん。
バナナうまいでーす、どぞー》

《こちら、さとみ。
目の前でバナナ食ってるやついます、どうぞ》

《はい、最強エンターテイナーでーす
目の前にバナナ、隣でプロテイン飲んでる人おるで、どうぞ》

《はい、ななもり。
お前ら、真面目に任務を遂行しろ。》






今日も今日とて私たちは任務だ。

今日は大きめのビルにて、
とある組織が匿っているみたいで、

それの処理をしてほしい、とのご依頼。


警察からの依頼だから、任務とも呼べるのだけど。



なーんでこうも、
バナナ食ってるやつとか、プロテイン飲んでるやつとか
それを見つめてるやつとか居るんでしょうね。

真面目にやってるの、
私となーくんと、るぅちゃんと莉犬じゃん。






『あの、そろそろ突入体制はいるけど？』

《真面目にやってくださいよ、もう！》

《バナナ食ったら投入しまーす》

《A、大丈夫やで！
ころんとさとみは俺が連れてく！》

『はぁ…任せたよ、ジェルくん。
それじゃあ今日もいっちょやりますか！

若頭の"西森 A"に着いてきなさい！』








私たちは、"な組"。

ここらじゃ有名な組織。



それぞれ、色んな過去がある者たちが集められた
ちょっと不思議な組織。




その団結力と仲の良さは全組織の中でも
一番と言っていいほど。







そんな私たちは今日も、


任務を遂行する。






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