な組の若頭 ２【stxxx】

【14】yellow prince . ページ28

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私はるぅちゃんが好きだ。



え？恋愛の方でって？
いやいやまさか…

組員として、家族として好きって意味だよ。





『るぅちゃん、おはよう！』

「あ、おはようございます、A。
今日も元気いっぱいですね」





朝からキラキラ輝いて見える笑顔に
私はキュッと目を瞑る。

眩しすぎるんだよね。



休日のため、学校はお休みなのだが
私たち、な組の朝はとにかく早い。

こんなに清々しく、挨拶しているが
現在時刻、朝の4:30だ。

まだ日も昇っていない。





「A、今日起きるの早いね。
なにか予定あるの？」

『ないよー、
早起きは三文の徳って言うじゃん？
たまにはしなきゃよねー』

「そうだね〜。
ころちゃんなんか休日は昼過ぎまで寝てるから
この朝の空気を味わえないなんて、損してるよね〜」

『ころんは寝ることが仕事って感じよね』

「ふふ、なんかちょっとわかるw」





他愛もない話を茶の間に移動しながら
話していると、

一歩後ろの方でるぅちゃんは足を止めた。



あれ？どうしたのかな？






『るぅちゃんどうしたの？』

「A、今日予定ないって言ったよね？」

『え、言ったけど…どうしたの？』

「良かったらでいいんだけど……」

『？』



「僕と、


















デート、しない？」





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