な組の若頭【stxxx】

【2】Checkmate . ページ7

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放課後、ころんと辿り着いた場所は
少し埃臭い倉庫のようなとこだった。


久しぶりの合同任務。


1年半ぶりくらいかな。

最後に合同任務を行ったのは、
私が若頭になる前だったから……

腕が鈍ってそうで怖いという不安と
久しぶりの合同任務ってことでわくわくしている自分がいる。


通常な組はひとりで任務を遂行するのだが、
少し曲者だったり、人数が多かったりすれば
二人体制で行動することになる。


今回は後者だろうな。






「入るよ。」

『まって、ころん。』

「え？」

『多分、私たちが来るの、分かってるよ
所々、罠が仕掛けられてるの気づかないの？』

「……ほんとだ…」





見え見えな罠。

もっと戦力のある所だったら、
こんな私に気づかれるような罠はしかけないはず。


なるほどね、なーくん。

私を同行させた理由、分かったよ。





「どうするの？じゃあ中に入れないじゃん…！」

『あったまわりぃな〜、ころん〜』

「さとみくんの真似？それ」

『よく分かったねww』

「ちょ、任務中なんだけど…」




「なぁにイチャついてんだよ、な組さんよォ」




建物から出てきたのは
夜組(やぐみ)の……手下ってところかな。

筋肉の付き具合や、
その貼り付けた余裕そうな表情。

手下だな、これ。





『組長さんに会わせてくれない？』

「あ"？雑魚がほざいてんじゃねぇぞ！」

『ふふ、ごめんなさい。
つい、笑みがこぼれちゃいました。』

「何笑ってんだ！！」

『この会話上、主導権は私。
私の手の上で転がされてるってまだ気づかないの？

あははw



















雑魚がほざいてんじゃねぇぞ♡』






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