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【side ○○】
ここ最近、なーくんが
タクシーでどこかに行っている。
あまり眠れてもいないのに
毎日のようにどこに行ってるんだ?
……あ、なーくん。タクシーに乗った。
この方向……
僕は、つけることにした。
**
着いたのは見覚えのない土地だった。
そして目の前には大きな病院。
なーくんもしかして、
どこか悪いの……?
僕はそのまま、
なーくんの後ろを着いていくと
なーくんは多分誰かのお見舞いに来たんだと思う。
ひとつの病室に入っていった。
その病室に何があるかとかは
わかんないし、
あまりにも遠いから
誰の病室とかもわからない。
僕はなーくんが売店に行ったタイミングで
その病室に近づいた。
直感だけど、
僕はこの場にいなきゃいけない、
そんな気がした。
病室に近づくと目を疑った。
"105号室 白雪 A"
は……?
Aの病室…?
僕はそっと覗くと
苦しそうに吐き続ける彼女の姿があった。
なんでこんな…
なーくんなんで教えてくれなかったの……
僕は彼女に近づいて背中をそっと撫でた。
僕の顔を見ては
きょとんとした顔をした。
僕のこと、忘れちゃったもんね。
「よく頑張ったね。」
『え……?』
「僕は、ころん。
君のことを1番愛してる、君の恋人だよ。」
.
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名無し - 感動した〜(><)良い!ずっと読んでられる! (2021年12月2日 16時) (レス) @page47 id: 4fca5b8289 (このIDを非表示/違反報告)
なな - 久しぶりに小説で泣きました。私に感動をありがとうございました。久しぶりに、「哀」が戻りました。感動させてくれて、ありがとう! (2021年7月11日 17時) (レス) id: 4171a7c821 (このIDを非表示/違反報告)
めあり(プロフ) - 華月さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!モチベに繋がっております(。・v・。`) (2021年3月11日 9時) (レス) id: 9f1dd59455 (このIDを非表示/違反報告)
華月 - 読んでる時、胸がウズウズして感動がとまりません(´;ω;`)ウゥゥ (2021年3月11日 8時) (レス) id: 117d7f2ffc (このIDを非表示/違反報告)
めあり(プロフ) - 雨夏さん» お返事遅くなってすみません!読んでいただいてありがとうございます(;▽;)そんなふうに言っていただけて、めちゃめちゃ嬉しすぎて飛び跳ねちゃいそうですw (2021年2月6日 2時) (レス) id: 9f1dd59455 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めあり | 作成日時:2020年11月3日 8時