すれ違う日々 ページ36
・
詳しく話を聞くと
ジミンくんも同じグループとして
デビューする事になり
順番にメンバーが発表されていくから
まだデビューの話は内緒なんだとか
まだステージや動画に出ないとしても
メンバーが全員発表されたら
すぐショーケースがあるようで
彼らは より一層忙しくなった
それはもう、学校にも あまり来られなくなるくらい
学校の皆は デビューする事を知らないから
月の大半を休んでいる人気者2人の事を
不思議がっていたけど 家の都合だと言う彼らと
仲が良いのに 何故休みか知らないと
口裏を合わせて言う私とスジに
いつしか不仲説や別れたのではないかという
憶測まで飛び交っていた
それくらい 彼らとの関わりが減っていた
朝早くから夜遅くまで練習をしている彼との
生活リズムは合わないことが多くなり
練習で疲れているだろう、迷惑かもしれないと
以前 Aちゃんからも連絡くれると嬉しい と
言った彼に緊張しながらかけていた電話も
送っていたLINEも どんどん回数が減っていた。
そんな中での出来事だった
・
学校からの帰り道
突然横から視界に入ってきた男の人に
声をかけられた
?「すみません、あなたがAさん?」
なんで私の名前を知っているのか
この人は誰なのか 不審に思っていると
?「キム・テヒョンをご存知ですよね?」
よく知った彼の名前が出て目を見開いた
「あなたは・・・?」
MG「申し遅れました、私はテヒョンがデビューする
グループのマネージャーになる者です」
・
あれからは頭が混乱してて よく覚えていないけど
「これから あなたの存在は
彼が売れていくための障害になります」
「単刀直入に言わせていただくと彼の成功を
願うのであれば テヒョンと別れてください」
その言葉だけは しっかりと頭に残っていて
ガツンと頭を殴られたような気分だった。
自分が 夢を邪魔してしまう
あんなに一生懸命頑張っている彼の。
テヒョンくんの事は最初の頃からは
考えられない程 大好きで ずっと一緒に居たくて
ずっと側で支えていきたいと思ってた
だけど、彼を好きな気持ちが大きくなった分
彼の邪魔は 絶対にしたくない気持ちも大きかった
私の存在が、彼女という存在が
ファンを持つ事になる彼の足を引っ張ってしまう事は
十分に理解できた分、拒否の言葉は出てこなかった
・
172人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
萠(プロフ) - ayさん» ありがとうございます〜TT!そうです!!!死んでも君だ という深すぎる歌詞に心打たれまして、少し寄せて書いてます!今後とも宜しくお願いします^^ (2020年4月3日 23時) (レス) id: 1c104b9ba3 (このIDを非表示/違反報告)
萠(プロフ) - meiyueさん» わあああ!ありがとうございます!嬉しいですTT 随時更新出来るように頑張りますので今後とも宜しくお願いします^^ (2020年4月3日 23時) (レス) id: 1c104b9ba3 (このIDを非表示/違反報告)
ay - とても面白かったです!チュゴドノヤって花郎の曲の名前ですよね?! (2020年4月3日 22時) (レス) id: d36e7c31e3 (このIDを非表示/違反報告)
meiyue(プロフ) - すごく面白いです!応援してます!これからも更新頑張ってください! (2020年4月3日 20時) (レス) id: aebe0162a1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:萠 | 作成日時:2020年3月25日 1時