放課後、デート?! ページ12
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先生「じゃあ、HRは以上!おつかれさん」
「「「ありがとうございました」」」
TH「AちゃんAちゃん!
準備できた?行こう!」
「う、うん。早いねキムくん」
はやくはやく!と急かしてくるキムくんに
サラッと腕を掴まれたまま廊下を歩く。
前から思っていたけどキムくんは距離が近すぎる。
下校時間ということもあり他の人の目も痛いけど
楽しそうに歩いているキムくんに
何も言えずにそのまま歩くはめになった。
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TH「着いた!」
「早く出たから人少ないね!」
TH「うん!急いだ甲斐があったね〜
疲れてない?」
「うん。大丈夫だよ!」
カフェに入ってからは
優柔不断な私を急かさずに
ニコニコと眺めていたキムくんは
TH「何と迷ってるの?」
「このチーズケーキと苺のタルトでね」
TH「あ!僕もそのチーズケーキ
食べたかったから半分こしようよ!」
「いいの!?」
TH「うん、僕も両方食べれてラッキー!」
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「うん!美味しいね!」
TH「本当だ!美味しいね!
ほら、こっちも食べてみなよ」
「えっ」
ニコニコしながらケーキを
フォークに乗せて私の口の前まで
運んできたキムくん
これはもしや世にいう あーーーん ではなかろうか
でもキムくん自身は気にする様子もなく
不思議そうに首を傾げている
これは私が気にしすぎなだけなのか!
そう思う事にして
目の前のケーキの誘惑に耐えられずに
パクッとフォークを口に含んだ
「うわ!チーズケーキもすっごく美味しいね!!!」
キムくんに視線を向けると
フォークを持つ手と反対の手で口を覆い
目をキョロキョロさせていた
「キムくん?どうしたの?」
TH「いや、自分から仕掛けたとはいえ
破壊力がすごいというかなんというか」
「何言ってるの?
キムくん、こっちも美味しいから食べてよ!」
TH「あぁ、うん。ありがとう」
そのまま自分の手に持っていた
フォークで苺のタルトを取って食べていたけど
耳が赤くなってたのは
キムくんも照れたってことかな?
なんて後で考えて
私まで恥ずかしくなったのは言うまでもない
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それからは 何事もなくキムくんも調子を取り戻し
あの先生の あの話が面白かっただとか
最近見ているドラマの話だとか
本当に何でもない話が楽しくて
聞き役も話すのも上手なキムくんのお蔭で
時間があっという間に過ぎていった。
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萠(プロフ) - ayさん» ありがとうございます〜TT!そうです!!!死んでも君だ という深すぎる歌詞に心打たれまして、少し寄せて書いてます!今後とも宜しくお願いします^^ (2020年4月3日 23時) (レス) id: 1c104b9ba3 (このIDを非表示/違反報告)
萠(プロフ) - meiyueさん» わあああ!ありがとうございます!嬉しいですTT 随時更新出来るように頑張りますので今後とも宜しくお願いします^^ (2020年4月3日 23時) (レス) id: 1c104b9ba3 (このIDを非表示/違反報告)
ay - とても面白かったです!チュゴドノヤって花郎の曲の名前ですよね?! (2020年4月3日 22時) (レス) id: d36e7c31e3 (このIDを非表示/違反報告)
meiyue(プロフ) - すごく面白いです!応援してます!これからも更新頑張ってください! (2020年4月3日 20時) (レス) id: aebe0162a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:萠 | 作成日時:2020年3月25日 1時