36 ページ1
･
今日は待ちに待ったロイドさんとのデート
もう中尉さんにも連絡したし、やるべきことは全てやった
……だから今日は全てを忘れて、
沢山遊んで、話して、楽しんで、ロイドさんを目に焼きつけるんだ
そんなことを考えているといつの間にか
いつも二人で過ごしている馴染みの公園に着いていた
…まだ一時間前だ
さすがに早く着きすぎた為、
ベンチに座ろうと腰を下ろそうとした時後ろから声がした
「レイラ！」
『え！？…ロイドさん？』
声がする方を振り返ると声の主…ロイドさんがこちらに走ってきていた
「すまない！待たせてしまった」
『いえいえ！私が早すぎて…』
……こんなこと前にもあったな
でも
そんなことよりも
『ロイドさんが……輝いてる』
いつも着ているスーツではなく
ラフな格好に胸を打たれる
「っ……そうか？
俺にはキミの方が何倍もキレイに輝いていると思うが…？」
『っ！……いいえ！ロイドさんの方が輝いてます！』
「ハハ…今日は元気がいいな
楽しみにしてくれていたのか？…なんてな」
『当たり前じゃないですか
私は昨日楽しみで寝れませんでした』
これは本当のこと
何を着ていこうかとか、
髪型はどうしようかとか、
香水はつけた方がいいのか、
ロイドさんと並んで歩けるためにどうすれば…
と色々考えていたら朝になっていた
「！…俺も楽しみだった」
そう言いレイラに手を差し伸べるロイド
「…一日早いが誕生日おめでとう
今日はぜひレイラをエスコートをさせてくれ」
『！…ありがとうございます！』
差し伸べてくれた手を取りギュッと優しく握り返す
『今日行く水族館……とても楽しみです』
「そうだな
水族館には行ったことはあるのか？」
他愛もない話をしながら二人で水族館へと足を向ける
『実はなくて…』
「そうか
俺は数回行ったことがあるが、
プライベートで行くのは初めてだな」
『…？プライベート？』
全部、プライベートじゃないの？
……あ、任務とかで行っていたのかな？
「あ！……その…精神科として！！
それで行ったことがあるんだ！！(マズイ…つい気が緩んでしまった)」
誤魔化すロイドさん……可愛い
『そうなんですね
……嬉しいです。ロイドさんの初めてになれて』
少し照れたように俯きながら微笑む
当然これを言うレイラに何も意図は無い
しかしあの男…ロイドは
「っ！…あぁ
(落ち着け…レイラはきっと純粋な心から言っているんだ
俺の心が汚れているだけ…
変なことを考えるな
欲求を抑えるんだ黄昏)」
と、何かと戦っている様子だった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 308人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒田中(プロフ) - とても(*´д`*)ﾄﾞｷﾄﾞｷしました…！大好きです♡ (2月7日 4時) (
レス) @page4 id: 2ee664d91f (このIDを非表示/違反報告)
瀬奈 - 早く続きが読みた〜い‼‼‼‼気になる！ (1月25日 9時) (レス) @page5 id: c6462a906b (このIDを非表示/違反報告)
Moon(プロフ) - こんにちは(*ˊᵕˋ*)コメント失礼します🙇♀️とても、続きが気になるのでよろしくお願いします。m(_ _)m (11月29日 9時) (レス) @page5 id: b2ea47ad96 (このIDを非表示/違反報告)
わかちゃ(プロフ) - シャルさん» ロイドさんかっこいいですよね✨更新頑張ります！ (2023年4月2日 14時) (レス) id: b355fc481c (このIDを非表示/違反報告)
シャル - 私ロイドさん大好きのなので続編の続きとても気になります！更新楽しみにしてます(*´꒳`*) (2023年4月1日 23時) (レス) id: b4711f08c6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：わきゃめサラダ | 作成日時：2023年3月26日 13時
