第十七話 ページ19
降谷side
『ふ、降谷さんのバカァ!!』
その声にハッとしAの方を見ると涙を流していた
『このバカ降谷!!私関係ないし!!それと肩めっちゃ痛いんだからぁ!!』
言われた瞬間に手を離す
お、俺は何をやってるんだ!?
こいつはただ赤井の写真を持っていただけで何もしていない
っ……なのに俺は
『…っ、うぅ……っデート!!デートしたら仲直りしてあげます!!』
……すまない
こんな泣くまでに怖がらせてしまった
ならば俺がやることはただ一つ!
「す、すまない!感情的になり過ぎた!!…その…お、俺とデートに行こう!」
Aを最高に楽しませるデートプランを立てるまでだ!
「A…どこに行きたい」
『…お腹空いた』
……腕と足を組み如何にも怒っていますというポーズを取っているが…小動物のようにプルプルと震え、正直やり慣れてない様子が伺える
だが頑張ってやっているんだ
俺も合わせてやらないとな
「A…怒っているよな……すまない」
『そうです。怒っているんです…凄く美味しいご飯屋さん連れてってください』
…そうだな
俺の知っているところだと……銀座ら辺か?
「分かった。任せろ」
Aは少し微笑んでおりそれを見て俺も少し頬を緩めた
しかしAの笑顔はすぐに崩れる
『…降谷さん。ふざけているんですか?…さすがの私も怒ります』
その顔は本当に怒っているようで、ヤバいと直観的に察した
「違うんだ!…そのこれには訳が、!」
そうなんだ。これは予想外だったんだ
──遡ること30分前
「もうすぐ着くぞ」
『やったぁ!お腹すいてきました!!』
Aもいつも通りに戻り俺もホッとしていた
「今から行く店は料理も美味いが何より店員の態度が最高だ」
『え!良いですね!降谷さんがオススメしてくれるなんて天にも昇る気持ちです!!』
「フッ…風見と同じことを言うんだな」
そして俺は前に来た時の記憶を辿り、駐車場に車を停めた
そして店まで二人で少し歩いた
先に言っておく。誤解だったんだ
まぁ、その後は店の前に着いたんだ
しかし前に来た時とは違い、店の看板はネオンで輝いておりお酒の値段とか女の名前とかが書いてあった
……店はキャバクラになっていたんだ
弁解をしようとAに視線を向けた
しかし俺が口を開く前にAが
『あなたはデート相手に他の女とイチャイチャしている所を見せつけたいんですね』
「ち、違─!」
『店員の態度が最高って言ってたけど……』
「!!…それだけは違う!!誤解だ!弁解させてくれ!」
そしてここから降谷の弁解大会が始まった
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歯茎 - おめでとうおめでとうおめでとうおめでとうおめでとうさいこうでした!!、 (10月15日 8時) (レス) @page28 id: 71e3afebe3 (このIDを非表示/違反報告)
花 - わかちゃさん» 本当に嬉しいです!😍ありがとうございます!!!コメントいっぱい書きます!!名作をたくさん書いているわかちゃ様、これからも応援してます!💕追記 いつもコメント返信お疲れ様です。ありがとうございます!!!! (2023年4月15日 14時) (レス) id: 9276019969 (このIDを非表示/違反報告)
わかちゃ(プロフ) - 花さん» キュンキュンして下さりありがとうございます!花さんにそう言っていただけるとより一層嬉しいです♡是非是非これからもコメントお願いしますっ!花さんのコメントを楽しみにしていますね♪ (2023年4月15日 14時) (レス) id: b355fc481c (このIDを非表示/違反報告)
花 - コメント失礼します!夢主ちゃんが一途で凄く可愛いです!ちょっとすれ違ってるのもキュンキュンしました...やっぱりわかちゃ様のお話大!好きです!!!これからもコメントしていいですか...? (2023年4月15日 8時) (レス) @page25 id: 9276019969 (このIDを非表示/違反報告)
わかちゃ(プロフ) - ぴかそさん» ありがとうございます(^-^)更新がんばりますねー! (2023年4月12日 17時) (レス) id: b355fc481c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わきゃめサラダ | 作成日時:2023年2月13日 1時