第十五話 ページ17
・
『降谷しゃんがぁ…好き、好き、好き』
たんぽぽの花びらを一枚一枚丁寧に取っていく
……果てしなく続く予感
佐「あら、今時花占いなんて珍しいわね」
『佐藤刑事もやります?高木刑事との事を占ったらどうですか?』
佐「私はいいのよ!…それより今日は話したいことがあって呼んだの」
そう。昨日突然連絡が来たと思ったらお花見でもして話をしようって言われた
ごめんね、高木刑事
浮気じゃないから安心して!
『お話ってなんですか?』
佐「……九条の仮釈放が決まったの」
『…え、』
あまりに急なことで言葉を失う
『な、何で!?もっと先のはずじゃ!』
佐「そのはずだったんだけどね…だからAちゃんには一応伝えておこうと思ってね」
……い、嫌だ
もしまた私のところに来たら?
今度は逃げられなかもしれない、!
佐「Aちゃん…まだお母さん達に言っていないの?私達が法的にあなたを守るには届けを出してもらわないと行けないの」
…そんなことをしたら日本に居られなくなっちゃう
安全を取るのならママ達に言わなければならない
だけど私は知らない土地で友達を作れる程器用じゃない
それに蘭達と一緒に居たい
だから…!
『ママ達には言いません。だから佐藤刑事…誰にも言わないで』
俯きながら言うAの気持ちを察したのか
佐「……分かったわ。今の所実害が出ていないから見逃しているけれど今後あった場合は迷わず親御さんに連絡するから…」
渋々ながらに了承する佐藤
『……はい』
……もしあのことがバレたらママ達に言われる?
そしたら日本から離れなきゃ行けなくなる!
それだけは嫌だ!!
『さ、佐藤刑事!私もう帰るね!!』
ボロが出る前に早く帰ろう
そう思い立ち上がる
佐「ちょ、ちょっと待ちなさい!送っていくわ!」
『大丈夫ですよ!家までそんな距離ないし!』
……バスで20分くらいだけど
佐「いいえ、送るわ!」
『大丈夫です!』
佐「送る!」
『大丈夫です!!』
安「僕が送りますよ」
『大丈夫で…え!?ふぁ室さん!!』
危ない…降谷さんって言いそうになった
あれ?でも警察関係者だし知ってるのかな?
佐「あら!ポアロの店員さんね」
あ、知らないご様子で
安「確か佐藤さんでしたよね?僕、彼女の家の近くを通るので送っていきますよ!」
佐「あら!いいのかしら?Aちゃんさえ良ければ是非お願いしたいのだけれど」
『はい!!私はあむぴに送り狼されてきます!』
安「(即答かよ)じゃあ行きましょうか!!」
佐藤刑事に別れを告げ私は降谷さんの車に乗り込んだ
374人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
歯茎 - おめでとうおめでとうおめでとうおめでとうおめでとうさいこうでした!!、 (10月15日 8時) (レス) @page28 id: 71e3afebe3 (このIDを非表示/違反報告)
花 - わかちゃさん» 本当に嬉しいです!😍ありがとうございます!!!コメントいっぱい書きます!!名作をたくさん書いているわかちゃ様、これからも応援してます!💕追記 いつもコメント返信お疲れ様です。ありがとうございます!!!! (2023年4月15日 14時) (レス) id: 9276019969 (このIDを非表示/違反報告)
わかちゃ(プロフ) - 花さん» キュンキュンして下さりありがとうございます!花さんにそう言っていただけるとより一層嬉しいです♡是非是非これからもコメントお願いしますっ!花さんのコメントを楽しみにしていますね♪ (2023年4月15日 14時) (レス) id: b355fc481c (このIDを非表示/違反報告)
花 - コメント失礼します!夢主ちゃんが一途で凄く可愛いです!ちょっとすれ違ってるのもキュンキュンしました...やっぱりわかちゃ様のお話大!好きです!!!これからもコメントしていいですか...? (2023年4月15日 8時) (レス) @page25 id: 9276019969 (このIDを非表示/違反報告)
わかちゃ(プロフ) - ぴかそさん» ありがとうございます(^-^)更新がんばりますねー! (2023年4月12日 17時) (レス) id: b355fc481c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:わきゃめサラダ | 作成日時:2023年2月13日 1時